まだやってるんだ、神戸ルミナリエ。
もうめんどくさくてあれこれ書きたくはないが、本当に悲しく情けない。
オラはあの阪神大震災のど真ん中にいて、その後、当時勤めていた会社が「復興のため」という錦の御旗のもとに行ったさまざまな事業やイベントに関わった。
ルミナリエも表から裏からいろいろ見せられたので、アレが「復興と鎮魂の光」などではないことをよく知っている。どんな人物がどんな発言をしながらアレを主導したかも知っている。どれほどの利権が動いたのかもね。
若い社員は果たして本当に復興につながるかどうかも分からない新規事業に駆り出され、徹夜続きで倒れたヤツもいた。あのきらびやかな光を見ながら「マネージャー、私すっかり神戸が嫌いになってしまいました・・・」と泣いた女子社員もいた。
だが、そういうことを知っているから批判しているのではない。誰でも聞いた瞬間、見た瞬間に「胡散臭さ」を感じなければおかしいと思うのだ。
何故、わざわざ電気を使う人工の光で復興と鎮魂なんだろう。
今年はLEDを白熱電球に切り替える(戻す)という。「LEDの光は冷たい」という意見があったんだそうだ。
何を考えているんだ。阪神大震災を経験しても、東日本大地震津波から何も学ばなかったのか。もしかしたらその人は一方で「無駄な電力を使わなければ原発なんか要りません!」と金切声をあげているんじゃないか。
勘違いしないで欲しい。オラは復興を願わない訳でも、鎮魂を祈らない訳でも、原発反対を揶揄している訳でもない。
同じようなことを何度でも書く。誰かが商売の思惑に「復興」だの「鎮魂」だのとかぶせたものを、いつまでありがたがるのか。
LEDは冷たくて白熱電球は温かい?熱の届かぬ何万光年も彼方の星の光を、あなたは「冷たくていやだ」と思うのか。