すまぬ!

 今日はもう、何かちょっとでも中身のあることを書くのは無理だ!
「いつもだろうが!」だと!?うっせぇ!

 エキサイトブログに文句言ってくれ。

 浅草橋と両国だと浅草橋の方が性に合うな。
両国の長所は自分がスレンダーに思えるって点だけだ。

 ところで先月23日のブログで「旅先の3日間はバリ島のよれよれサンダルだ」
と書いたら「海外に行ってたんですか?」とみんなに言われた。
違う違う、「スポーツサンダルを買い忘れたので、
家にあったバリ島のよれよれサンダルで新幹線に乗ってトーホグ地方に行って来た」だけだよ。
こりゃ読み手じゃなくてこっちの文章が下手だなぁ。申し訳なし。

 まるで1ページに1箇所誤植か書き間違いがあると言われる「河北〇報」の記事だ。
しっかし、謝る時にも誰かに皮肉言わないと気が済まないのか、この男は。

 ではこの後脱兎の如く店を飛び出して極秘のお仕事に突入します。
汗だくで着替えがしたいぞ!
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# by livehouse-uhu | 2009-09-02 18:31 | Comments(2)  

みんな雨に打たれてりゃいい

 予感は当たっていた あなたと 初めて 出逢った夜

 ささやく言葉に 身体が 震えたぜ
                            「情けない週末」~佐野元春

 残念ながら街を歩く二人には地図も時計も必要で、
生活という「うすのろ」を乗り越えるのは簡単じゃない。

 だからこそ僕らは唄うのだが。

 ところで「~だぜ」って普段の会話で使う人、あまりいないよね。

 僕は今まで、ヘッセの「古今東西一番多くの人が作った恋の詩を書くのはお止めなさい」
という教えに従って、めったにラブソングを唄わなかった。
いや、別に直接会って言われたわけじゃないが。

 多くの人に共感される恋愛の姿になんか惹かれなかったし、
若いミュージシャンと競合しない方が楽だったし。

 「ゼンザエース」では「うちだんちの犬」だの「Kという猫」だの「ドナドナ牛」だの「風見鶏」だの…。

 「ナカムラシンヤ」では「生まれた街を遠く離れて」ねじれた世界を歩いたり
「UFO食堂」で石の食器で頼んでみたり「少年A」で新聞に載ったり
「おいあれもやれこれもやれいやそれじゃない」と目を回したり…。

 「Shotgun Blues Band」では「ベッドにはピーナツのカス」がこぼれ
「ただ空があるだけ」で天国はなく「金が欲しくて働いて」眠るだけだった。

 でも。

 明日からラブソングを唄う。心を込めて。
誰にも共鳴されないし誰とも競合しないのはたぶん今までと一緒だろう。

 それでも唄う。唄う意味も自信も覚悟も出来たから。
長い年月、僕の中で眠っていた音はきっとまだ僕を嫌っていないと思う。
遠く離れても聴いていて。

 遠く離れていないそこの君。
「ゼンザエースさんっておもしろ~い」とか「シンヤさんの歌って不思議~」
などと笑っているそこの小娘! 

 いつものように軽い気持ちで「ボスの開けっ放し部屋」に来たら火傷するぜ。  
 
 「ぜ」って…。

 追。風太、特別にギター弾かせてやるから心鍛えて準備しとけよ。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-31 14:37 | Comments(2)  

ユーボーッ!

 もちろんピンクレディのUFOのフシでお願いね。

 なにしろペーターゼンの「Uボート」TVシリーズが素晴らしく、
やっぱり「ネバーエンディング・ストーリー」も「ポセイドン」も彼の仕事としては
「付け足し」みたいなモノだったなぁ、と思う今日この頃。

 朝スカパーをつけると中途半端な時間にやっていて、
捕まったが最後途中で逃げられなくなるからいろいろと困る。

 ラストシーンに賛否両論あるのだが、オレとしては
「ここまで描いた監督が自分でこの結末を用意したんだから文句を言うな!」と言いたい。

 「U96」についてはやはり陰惨な印象が否めず、
「UHU」に代わって店名になる可能性は無かったが、
その他のドイツ艦船や航空機は結構たくさん候補になったり消えたりしたんだよ。

 奇想天外兵器「トリープ・フリューゲル」
「敵はどっちだ!?」というアホくささで却下。

 巨砲「ドーラ」
これ、人妻の名前だからなぁ。

 そして最後まで「UHU」と争った「プファイル」
形式名がドルニエDo335ってのも捨て難かった。「ROOM335」みたいでしょ?

 結局「矢」という意味の「プファイル」より「わしみみずく」の方が音楽的な気がした訳だ。
「どこが?」と訊かれても困るが。

 ホントは「プファイル」って発音しづらいからっていうのもあったけどね。

 「UHU」が左右対称だったから、ってのは後付け。
いずれにしても、今はこの名前で良かったと思っている。

 暗ければ誰にも負けない夜の鳥「わしみみずく」
来月16日で飛翔から3年目です。

 しっかしUHUの昼BAR、お客さん友達しか来ないな~。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-30 19:28 | Comments(2)  

EXILEのネタ

 「同じことを2度書いてますよ」との指摘。ありゃ、ホントだ。

 よく同じことを2度話して「前にも聞いた」と言われてる人がいるが、
オレ、以前女の子に「その話聞くの6度目!」って言われたことがある。

 言い訳しとくと、決してネタに詰まっての失敗じゃないぞ。
これはな、これは…言い訳の余地無ぇよ。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-30 14:15 | Comments(4)  

多数決が

 最良の方法ではないこと位誰もが知っている。
ただシステムとして現時点ではよりベターだと考えられているだけだ。

 もうひとつ、少なくとも今の日本は議会制民主主義ではない。
とりあえず国政に関しては、自分の地元からは立候補出来ないようにすることが先決だろう。

 友人で割合熱心に選挙活動をし、候補者の応援依頼メールなどをくれる女性は、
「この選挙こそが日本の未来を決める」「絶対に有権者はバカじゃない」と盛り上がり、
応援した候補が落選すると「こんな選挙には意味が無い」「みんな間違ってる」と言い出す。
そんな人でも一票持ってるんだからね。

 余談ですがその方、憲法九条を可愛らしい丸文字の幼児言葉で
「わたしたちはけっしてせんそうをしないよ。ぶきやぐんたいは…」と書いて飾っていて、
九条擁護派も改正論者も両方ゲンナリさせるという荒業師でした。

 大川興業の大川豊総裁がファンを党員として総裁選を実施し、
番狂わせというかなんというか江頭2:50に敗れた時。

 あきらめきれない(信じたくない?)大川総裁は無効票をチェックした。
すると、ただ「総裁」と書いてある多くの無効票に混じって、
「大川豆」と書かれた投票用紙があったそうだ。
「豊」の「曲」が抜けた「豆」という字。

 大川総裁はその字面のあまりの情けなさに、異議を申し立てるよりも
「自分の名前をこんなふうに書かれるようではやはりオレは負けだ」と思ったそうだ。

 これを「プライド」という(んじゃないかな)。

 田中眞紀子氏の夫、田中直紀氏が福島から立候補した衆議院選挙で落選した際、
「田中眞紀子」と書かれた無効票が1000票近く(!)あったそうだ。

 通常の人間としてほんのわずかでも「プライド」が残っていたら、
その場で政界から身を引き、二度と選挙に出馬することはないだろう。

 そしてこの度は夫婦お揃いで「民主党」に入党とのこと。
何処の国がお好きでもどんなに自国を辱めようと個人の行動なら自由である。

 だが国費で養われ、発言に何がしかの公式な権威が付加されるとなると別だ。
多くのマスコミの予想通りにもしこの方々が今後重用されるなら、
やはりこの国は狂っていると思う。

 僕が前述の女性と違うところは選挙前も後も一貫して同じことを言っている点だけで、
おおまかには内容は一緒だな。タメイキ。

 芸能人にせよ政治家にせよ、身近にいたらとても耐えられないような人間を
何故人は「大衆」という名の実態の無い「多数」になると面白がってしまうのだろうか。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-29 13:54 | Comments(5)  

あれが安達太良山

 在来線も新幹線も300kmや400kmまではいろいろと暇つぶしが出来るのだが、
乗換えを含めて最速ルートでも7時間以上乗っているとなかなかに大変。

 本を読み飽きると、列車の窓の外を自分の足で走っていると仮定して
屋根や高速道路の何処を足場にするか考えたり(何て幼稚な大人なんだ!)、
遠くに見える連峰に名前をつけたりして遊ぶ。

 そしていよいよ最後が哲学。
つまりニーチェでヘーゲルがカントなものだから。

 ツァラトゥストラを思い出しながら「ボス部屋」のネタを繰っていると、
当たり前だがいつの間にかキ〇スト教にケンカを売るだけの内容になってしまい、
ひたすら過激に走ったあげく結局はボツる。
しかし発表の場のない思考を延々とすること自体が哲学だ。

 僕は特に弱くも強くもない普通の精神構造をしているので、
そこそこ武装が必要だ。からっきし弱虫のクセに素っ裸で歩いているやつを見ると、
怪我も病気も自分のせいだろ!と言ってやりたくなる。

 国だって同じ。
あまりに鈍感な為政者はウソツキよりも性質が悪いと思う。

 「賎民が論拠なくして信じたことを、どうして論拠を持って覆すことが出来よう」

                                    「ツァラトゥストラ」~ニーチェ

 「賎民」と呼んでこそいるものの、
ニーチェは本当にこの言葉を批判的に使っているのだろうか。

 尾崎白浜の海の冷たさに感じた懐かしさも、
今は無い小学校の前で胸に溢れた想いも、僕には「論拠無き確信」だったのだが。

 おっと、しまった、個人も国も論拠(思想)を持って自分を守るべきという結論に
全く辿り着かないぞ!?どうどうめぐりするうちに降りるべき駅。

 哲学は役に立つわ。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-28 14:21 | Comments(0)  

タイミング遅れの和平交渉が何になる

 冷たくされていつかは 見返すつもりだった

 それから何処へ行くにも 着飾っていたのに

 どうしてなの 今日に限って 安いサンダルを履いてた

                              「DESTINY」~松任谷由美

 実は今日、何が何でも「サンダル」を買いたかった
いや、買わなければならなかった。出来ればスポーツサンダル。
でも忘れた。もう仕方がない。
明日は早いし、旅先の3日間オフはバリ島のよれよれサンダルだ。
ホテルのBARで飲む予定は無いからいっか、別に。

 高校の時、バス会社のストライキで学校まで歩いた。
その日は遅刻が公認だったのでだらだら歩いているうちに行きたくなくなり、
「今日はさぼろう」と決めた。学生服を脱いで肩に掛け、
カレーパンを買って歩き食いしていると後ろからクラクションを鳴らされた。
当時憧れていたNちゃんがお父さんの車で送られる途中に、
オレを見つけて一緒に乗せてくれようとしたのだ。

 オレは同級生の女の子の親に気に入られることに絶対の自信があったが、
その時のNちゃんのお父さんは「こんなヤツ拾ってやらなくていいよ、N子」
と顔に書いてあったっけ。

 その後Nちゃんとデートしたらバカみたいにデカイ薔薇の花束を貰い、
家にもって帰ると、今度はオレの母親が「高校生らしくなくていやらしい」と不機嫌になった。

 ま、結ばれない「DESTINY」だったのね。
ちなみに彼女とは、お話もすぁっぱり合いませんでした。

 あ、ごめんごめん、いい加減なこと書いた。
オレがウケたのは同級生の女の子のお母さんの方だけだった。  
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# by livehouse-uhu | 2009-08-23 22:57 | Comments(2)  

夜につまずき

 誰も悪くはないのに 悲しいことならいつもある

 願いごとが叶わなかったり 願いごとが叶い過ぎたり

                               「悲しいことはいつもある」~中島みゆき

 善悪なんて誰にも決められないんだから誰も悪い訳がない。

 願いごとは時に「たったひとつの言葉」だったり「全てを失っても一緒にいること」だったりするが、
はたしてどちらが欲張りな望みなのかも誰にもわからない。

 そして多くの場合、叶わなかった時より叶い過ぎた時の方が傷は深い。

 一瞬の思い出と果たされない約束だけで生きていけるほど強い人間はそう多くなく、
幻のように繰り返す囁きがどんなに甘い記憶でも、やっぱり「悲しいことはいつもある」

 問題は「いわゆるまともな社会人」をやっているかまたは演じていると、
悲しいことがあってもすぐ海に行くという訳にはいかないことだ。
あ、ここ別に山でもいいのよ。長野や山梨の人、拗ねないでね。

 明日から3日間ほど出張です。
禁断症状が出る人は遡って昔のヤツでも読んでて。
偉そうだな~、ビートルズのつもりか。

 雲のさけめから 陽がさして 小鳥たちが 空に散らばる

 きれいな歌が 聞きたいな 世の中って こんなところだよ

 たかをくくろうか  

                              「たかをくくろうか」~ビートたけし
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# by livehouse-uhu | 2009-08-23 13:24 | Comments(2)  

The Seeds Of Love

 オレ、「Tears For Fears」が全ての音楽の中で一番好きかも。

 これ、大変な告白よ。
でもなんのことはない、今聴いていてその音の中にいるからそう思うだけなのだが。

 これを読んで「なるほど、女の子を抱いている時と同じだな…」
と思ったそこのお前!(ジ)のつく偉そうなヤツと(ア)のつくアホウ!キミタチはカスやね。

 「Tears For Fears」かぁ。

 「恐怖や心の痛みを心にしまわないで。子供のように声に出して叫び、泣きなさい」

                                            ~アーサー・ヤノフ
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# by livehouse-uhu | 2009-08-22 12:43 | Comments(4)  

八百屋の親父が

 首を傾けて耳の穴を下に向け、一生懸命振っていた。

 オレもシャワーの時によく耳に水を入れるので気持ちはわかるが、
何故、今、その仕事場で耳の水が気になったのだろう。

 この話を某美少年にしたところ彼は言った。

 「うむ、可能性は3通り程あるな。目の中のゴミを追いかけていたか、
空中の蚊をヘッドバットで殺そうとしていたか」

 「あとひとつは?」

 「もんのすげぇ疑問なことでもあったんじゃね?」

 こいつ天才だな。

 ところで実際に寝耳に水を入れられたことがある人っているのだろうか。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-22 12:17 | Comments(2)  

駒形市場で

 梨がとても安かったので、テツとユウキにも食べさせてやるつもりで4個買い、
冷蔵庫で冷してさっき1個食べたら、あまりに美味しかったので次々と全部食べてしまった。

 オレの人生、こんなことで大丈夫なのだろうかと思った。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-22 12:08 | Comments(2)  

幻の校舎

 「しっかしまぁ、ボロい部室だな」

 シゲオが言う。

 「まったぐな。外も中もりっぱな廃墟だべ、これ」

 シンヤとマサミは顔を見合わせて笑った。

 コサノ中学校柔道部の部室はもともと体育館横の棟にあったのだが、シンヤ達が1年生の時に火事があり、生徒の減少で使われなくなっていた現在の旧校舎に移った。その後新しい棟が完成したのだが、何故か柔道部室だけがこの旧校舎に残り、ボロボロの教室に畳を敷いて細々と活動していたのだ。

 部員は各学年3人ずつ全部で9人。弱小、というよりいつ無くなっても不思議ではない零細柔道部だったが、成績はともかく練習は割合一生懸命で、日々「打ち込み」やら「乱取り」やらを繰り返していた。

 もちろん子供だったので顧問のカオル先生の目を盗んで「プロレスごっこ」をしたり、柔道着を丸めてグローブにして「ボクシング」の真似事もした。大会優勝などは全く目指していないので、和気あいあいと楽しい部活だった。

 「もうすぐ卒業だな」

 「おう、この汚ぇ部室どもお別れだ」

 「なぁシンヤ、オレさ、ミナミ高さ行ったらラグビーやっぺど思ってんだけど、一緒にやんねが?」

 「何?マサミ、高校で柔道やんねの?」

 「やんね。オラもどもどラグビーやりてがったんだもん」

 「そうがぁ。シゲオは?」

 「んだなぁ、オラはカマイシ工業だけど、オラもラグビーやってみっかなぁ」

 「ふ~ん・・・」

 シンヤはラグビーを観たことがなく、ぼんやりと柔道を続けるつもりだったので、仲間の話は少し意外だった。いずれにしてもこいつらとやった柔道はもうすぐ終わりか。痛い思い出や悔しい思い出も多かったが、今になってみると淋しいもんだ。

 「ようし、ランニングさいぐぞ!」

 キャプテン、シゲオが叫んだ。

 「うぃ~っす!」

 9人はいつものコクリツ療養所までの道を掛け声をかけながら走り出した。

 「シンヤ、大丈夫が?」

 シゲオが心配そうに覗き込む。

 「おう、わりぃ、イデデデ…」

 いつもなら柔道部の中では足が速い方のシンヤが、その日は朝から体調が悪く、突然腹痛で走れなくなってしまったのだ。

 「シンヤ、珍しいな。歩げっか?オラ達は下級生連れて先に帰ってからよ」

 「わりぃ。ちょっとこごで休んでがらゆっくり歩いで帰るわ」

 ちょうど折り返し地点を過ぎたばかりなので、帰り道はだいぶ遠い。それでも一人残って30分ほど休むと、腹痛は治まった。冷たい風が、どう、と吹いてきた。コクリツ療養所のあたりはだいぶ山の中で、木々がざわざわと揺れ、どんよりと重い空から何かが降りてきそうな気がした。

 急に理由のわからない不安が襲って来た。

 「高校さ行ったらオレはどうすっぺな」

 シンヤはゆっくり立ち上がると、とぼとぼと部室に向かって歩き出した。ようやく部室にたどり着いたのは、まだ肌寒い春の陽も落ち、薄暗くなった夕方だった。

 「もう練習は終わってっぺな。最後の正座ど黙祷してる頃が?」

 そんなことを考えながらシンヤは部室の扉を開けた。

 「これ・・・これは、いったい・・・」

 一瞬シンヤは部屋を間違えたんだと思った。しかし、両隣の部屋には机やイスが乱雑に積まれているだけだし、並びを数えてみても柔道部の部室は間違いなくここだ。

 何も無い。

 畳が無い。木の床がむき出しになっている。壁にかかっていた汚い柔道着が無い。1枚も。何より人の気配がしない。天井を見ると蛍光灯が割れている。空気が澱んでいる。まるで遠い昔に見捨てられた場所。こんな、こんなバカな。

 その時、表で人の声がした。急いで窓を開けると、通りすがりの幼稚園児と母親だった。

 「お母さん、ここは中学校?」

 「うん、中学校だけど、お兄ちゃんお姉ちゃん達はね、向こうの新しいたてものでお勉強してるの。ここは廃校よ」

 「廃校って何?」

 「誰も使っていなくて誰もいない古い学校ってこと」

 うそだ。うそだよ。オレ、3年間ここでみんなと柔道やって・・・時々遊んで・・・みんなと一緒に投げたり投げられたり、笑ったり・・・あれは全部幻だったのか・・・?

 みんな、みんな!

 何処さ行ったんだよ!お~い、オレだよ、帰って来だよ!シンヤだよ!シゲオ~!マサミ~!何処?何処さ行ったの!?みんな~!

 「おう、シンヤ、腹は治ったのが?」

 振り向くと。

 シゲオはじめ柔道部のみんなが畳や柔道着を持って立っていた。

 「あ、シゲオ・・・マサミ・・・」

 「あんまり遅いがら心配したぞ。ランニングがら戻ったっけカオル先生が来てでさ、卒業前に部室に恩返しすっぺって」

 「みんなで畳外して掃除してさ、あどほら、柔道着も全部洗濯したんだ。今からロープ張って干すべ」

 「マサミのバガがま~だふざげで畳ば振り上げでさ、蛍光灯壊したの!大変だったよ」

 後ろでマサミが頭を掻いてる。

 「そうが、はは、みんな掃除してらのが・・・。んだよな、近所の人がら見だらこの部室、人が使ってっとは思わねぇもんな。はは、廃校だよな、まるで」

 「何言ってんの、オメ。あれ?オメ、何で泣いでんの?まだ腹痛ぇのが?」
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# by livehouse-uhu | 2009-08-21 14:23 | Comments(4)  

真夏の夜の夢

 風太の「ボクんちへおいでよ」

オレは、丸山研二郎という男に出会い、二人生きてくラブソングを聴き、
青田ケンイチという男に出会い、虹色サイダーを聴き、
風太と出会い、赤い花を聴き、
そして、くじけそうな時もあきらめてしまいそうな時もこの店をやってきたんだ。

 もう、何を失っても怖くないんだ。お前達に会えて良かった。飲もう。

 よくわかった。オレ達(シンヤ、テツ、ユウキ)は、
ミュージシャンに支えられてかろうじてここに咲いてるんだ。

 オレ、これからいいと思ったら遠慮なくライブレポートを書くよ。
素晴らしいミュージシャンが他にもいっぱいいるんだ。

 とりあえず、風太。愛してるぜ。何だよ、とりあえずって。照れ隠し。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-20 23:11 | Comments(2)  

パフォーマーって何?

 EXILEっていう人達、芸能ニュースの見出しではたまに見かけるけど、
チラッと聴いただけで「とても最後までは無理」だったのでよく知らなかった。

 ぼんやりと割合ポップな歌やダンスをするグループだと思っていた。

 先日コンビニでコテコテの演歌が流れていて、アレンジだけが妙にビートを利かせているので、
「どうもこういう中途半端に媚びたのはやだなぁ、これに比べると氷川きよしってすごいんだなぁ」
などと考えていたら、それがEXILEだった。

 どちらにしても興味はないが、ちょっとビックリしたので書いてみた。演歌だったのか。
最近の演歌はあんな格好でやるんだなぁ。そっか、ジェロもいるし。

 不勉強でまた若い子達にバカにされるところだった。
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# by livehouse-uhu | 2009-08-20 10:47 | Comments(6)  

今夜は

 ユウキとコンビでフォーク村。

 UHUでは初となる琴が二面持ち込まれている。
演奏されるのはポップスなんだけどね。
その点についてはややこしくなるのでスルー。
普段のオレの発言を知ってる人だけ笑って下さい。

 何を隠そう(隠していないが)オレの母は生田流筝曲の名取である。
だが本気で弾いたらオレの方が上手い自信がある。
ギターなんかよりはよほどマシなんだが…。っていうかギターが下手なだけか。

 小学生の頃はいやでいやで仕方が無く、母に内緒で父にギターを買ってもらい、
クラシックギターを習いに行ってしまったのだ。
母の悲しげな顔とタメイキを思い出すよ。

 バカだなぁ、頑張って後を継いでいれば、
今頃和服を着て近所の若奥さんに囲まれていたかもしれないのに。
同級生の男達からはやっかみ半分「ケッ」とか言われてさ。

 この発言の方がよほどバカだな。

 夕食はボス総指揮、ユウキ作による鶏ピーマンと冷奴。
変な味。とにかく食べて頑張ろう。

 常連達、入って来ていきなり琴が鳴ってたらビビりそうだな。
八大師匠のじょんがらで慣れてるかしら?
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# by livehouse-uhu | 2009-08-19 19:29 | Comments(0)