実は日本という国、昔からパクりに関しては二つの隣国を笑えた義理ではない。スポーツチームの名前やユニフォーム、車のデザイン、TV番組の構成、中でもそのこと(平気で模倣して恥じない精神)を最もよく知っているのが「音楽業界」であろう。
冷静になって考えたり調べたりしたら、ある時期の日本のポップミュージックは「パクりが多かった」とか「パクりが横行していた」とかいうより、はっきりと「ほとんどがパクりだった」んじゃないだろうか。
今回デザイン関係の人の一部擁護論者が持ち出した言い訳は「シンプルを突き詰めたら似るのは仕方がない」というものだった。ポップミュージックのメロディーにおいては「ビートルズで出尽くしており以降の作品はすべて模倣である」などと言われた。まあ、どちらも開き直りである。「しょうがないだろ。組み合わせは無限じゃないんだからよ」という訳だ。
模倣が意図的だったのかどうか。関係ない。真似は真似だ。原作者に対するリスペクトがあるかどうか。関係ない。真似は真似。模倣して改良しより良くなった。関係ないだろ。真似は真似だから。
その上で、今回の出来事が何故にここまで醜悪で多くの人に嫌悪感を与えたのか。
登場人物のファッションが酷過ぎるんじゃねぇ?いや、オラが一番興味ない分野なんだけどさ。あのデザイン事務所の関係者の方々(張本人はじめ、時折出て来るスタッフだかなんだかも含めて)の着ているものってお洒落なの?アレ、格好いいの?誰か詳しい人に教えて欲しいわ。オラには理解不能。
あの服や髪型見て「なんだこいつら」って急に腹が立って来た人、絶対いるよね。人間って結局気分なんだなぁ。