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どちらもウソかどちらも真実か

 「イラクのサマーワに派遣されている自衛隊の宿営地にロケット砲が撃ち込まれるという事件があった。するとなんとサマーワの人々が自発的に自衛隊の宿営地に集まり『日本の支援に感謝する』『どうか帰らないでくれ』と懇願したのだ。イギリス、オランダなど他の国の軍隊は驚いて『なぜこんなに日本の自衛隊はイラクの人々に慕われるのか』という問い合わせまであったという」

 これが一方で書かれた記事。つづいてこれが別の一方で書かれた記事。

 「イラクを侵略した米軍を支援するための自衛隊イラク派兵に対してイラクの人々の反発は強まるばかり。自衛隊を送り込むための現地工作でサマーワ市民の期待をあおったことも裏目にでている。この二年間で使った650億円の巨費は(自衛隊の)部隊600人の維持が中心で(サマーワの)市民生活を目に見えて改善するものではない。そのことに不満を持つ市民が増えている」

 さて。

 たしかに世の中の事象には裏と表があり、白か黒かどちらかにはっきり決められるものではない。しかし、それにしても、いくらなんでも、正反対すぎる。真実は常にひとつではないかもしれないが、まったく逆のことがいっぺんに起きるとは思われない。

 どちらかが意図的にウソをついている。それがどちらかを検証したのではない。「どちらかの言っていることが何の意味もないでたらめ」だというのは間違いないのだ。「どちらか」はわからなくても「どちらかが必ず」

 そのどちらも見ることが出来る立場に僕らはいる。

 日の丸を、日章旗を手に自衛隊員に駆け寄るサマーワの子供たちの写真を見て考えた。

 あ、ヒゲの佐藤隊長ね「嫁(イラクではあと3人大丈夫)と家を用意するから日本に帰らないでくれ」とサマーワの部族長に言われたらしいよ。オラ、その話はちょっと作ったと思うなっ!

by livehouse-uhu | 2020-01-31 15:56 | Comments(0)  

哀れ貧しき者よⅢ

 「弱虫」と言われたら傷つくけれど腹は立たない。その通りだからというのもあるし「弱虫」は恥ずかしい事ではあっても人間として許されないことではないと思うからだ。

 勇気は必要だがどんなときにも蛮勇を奮うよりはまだ「弱虫」の方がましだとも思っている。刃物を振りかざして暴れる狂人に体当たりして見知らぬ人を守るのが称賛されるべき勇気だろうか。本当に大切な人が危機に陥った時、試される最後の勇気は心の奥にしまっておけばいい。この辺の感覚は特に哲学的考察を経ずともごく一般的なものだろう。

 「卑怯者」。オラは誰かに言われて一番怒りを覚えるのがたぶんこの言葉だ。「馬鹿」も「嘘吐き」も「助平」も「見栄っ張り」も「妖怪人間」も胸を張って「違う!」とは言えないし「弱虫」と同じで悔しいが仕方がないところがある。

 「卑怯者」はイヤだ。「卑怯者」にはなりたくない。たとえ弱くて馬鹿で嘘吐きで助平で見栄っ張りで妖怪人間だったとしても。

 日産自動車株式会社という世界に冠たる大企業を経営していたカルロス・ゴーンなる人物がどれほど裕福だろうがどんな思想信条を持っていようが彼は「卑怯者」だ。卑怯者は卑怯だ。

 世界中から「卑怯者」と呼ばれる人間。こんな人間の下で必死に働いて時にはおべっかを使っていた人は本当に気の毒だと思う。

 ちょっと待て。「妖怪人間」ってどういう意味なの?

by livehouse-uhu | 2020-01-03 18:22 | Comments(0)