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2019年 02月 24日 ( 2 )

 

静岡マラソン

 早起きをして安倍川の土手へ。今日はいつもの物思いではない。たくさんのランナー達に混じってやってくるあの人を応援するんだ。

 「え、走るんですか!?勝俣州和さんみたいな芸能人のゲストランナー?」連絡をもらって思わずそう訊いちゃった。ウルフルズのギタリスト、ウルフルケイスケさんである。E11014番岩本圭介という個人ランナーが、自分で申し込んで自分の足で(あたりまえだろ)静岡の街を走るらしい。

 信じられないようなスピードで最初に安倍川橋東にやって来たのは埼玉県庁の川内優輝選手とスズキの伊藤大賀選手。思わず「ナンダコレハ・・・」とつぶやいてしまうほどの速さ。手を叩くのも忘れてしまった。すごい。

 その後に有名招待選手が続き、市民ランナーの上位、すると突然「中村さん!!」おお~、お前は(悪い、名前を忘れた)ボウリング場のアルバイト君じゃないか!え、なになにここはまだ相当前の方じゃね?後ろに何千人従えて走ってんだよ。すごいヤツだったんだな。

 そしてまた「BOSS~!!」ありゃあ、ギタリストの殿君じゃん。はや。いい身体してるのは知ってたけど。はや。

 そうか、一生懸命ケイスケさんのゼッケンを探していたが、こちらは人混みの中に目を凝らしているのに走っている方から見たらオラはポツンと立っているから先に見つかるんだ。たぶんオラが見逃して向こうは「あ、BOSSだ」と思ったランナーがもっといたに違いない。

 その後しばらくランナー達に拍手と声援を送り、「ありがとう、頑張る!」と返事をもらったり見知らぬランナーとハイタッチしていると、来た!!ケイスケさんだ!!!

 かっこいい。かっこよすぎて泣けてくる。飾り気のないシンプルなウエア、いつもの微笑み、絞り込まれた肉体、周りは誰も(まさか)ウルフルズのウルフルケイスケだなんてわからずに颯爽と走るその姿。

 青い空。風。先導していた女性白バイ隊員。ダメだな、もう涙もろくて。

 速報。優勝は川内優輝選手。大会記録更新はならず。でも走った人、みんな優勝。リタイヤした人も、優勝。みんな頑張った。つまんないこと書くなよ。だって、ねぇ。


 
 こっちの顔と 凶年の週期のグラフを見くらべなから

 なんべんも何か云ひたさうにしては すこしわらって下を向いてゐるこの人は

 たしかに町の二年か上の高等科へ 赤い毛布と栗の木下駄で通って来てゐたなかのひとり

 それから五年か六年たって 秋の祭りのひるすぎだった

 この人は鹿踊りの仲間といっしょに 例ののばかまとわらじをはいて

 長い割竹や角のついた 面のしたから顔を出して

 踊りももうあきたといふやうに ばちをもった片手はちょこんと太鼓の上に置き 

 悠々と豊沢町を通って行った

 こっちが知らないで たゞ鹿踊りだと思って見てゐたときに

 この人は面の下の麻布をすかして 踊りながら昔の友だちや知った顔を

 横眼で見たこともたびたびあったらう

          「こっちの顔と」~宮沢賢治


by livehouse-uhu | 2019-02-24 13:25 | Comments(0)  

サヨナラ鬼怒鳴門

 オラは日本を愛しているので、日本を愛してくれる外国人がいると嬉しくなる。

 日本人なんだし日本という国の成り立ちやこれまでの歴史、豊かな自然を考えたら当たり前のことだと思うが、日本にはなぜか(ごく少数だが)日本が大嫌いな日本人がいて、この国は最低だと大きな声で言い張ったり外国に向かって日本は良くないとアピールしたりしている。実に不思議なことだ。

 わざわざあの大地震津波の後に日本に移住し、東北にも想いを寄せ続けてくれたドナルド・キーン氏が亡くなった。オラは思想や立ち位置みたいなものとは無関係に、キーン氏の日本語が好きだった。正確であること。それこそが言葉の第一義であると日本語によって教えてくれる外国人だった。

 オラは無知で不勉強でしょっちゅう間違うが、はじめから間違ってもかまわないとかそんなことはどうでもいいと思ったことだけは一度もない。

 ありがとうございました。三島由紀夫さんが待ってますね。合掌。

by livehouse-uhu | 2019-02-24 12:44 | Comments(0)