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光る海、光る大空、光る大地

 水深5400m。光の届かぬ海の底に大日本帝国海軍航空母艦「加賀」は眠っていた。

 1942年6月、ミッドウェー海戦で沈没した加賀を、故ポール・アレン氏の調査団が発見したんだそうだ。

 写真を見ると「お疲れさま」や「お帰りなさい」という気持ちとはまた別の複雑な感情が浮かんでくる。見つけてもらってはたして「加賀」は嬉しいのかな。誰にも見つからずそっとしておいてあげたかったような。ただの個人的感傷だけれど。

 実際多くの人が「英霊とともに安らかにお休みください」と暖かいコメントを寄せている。本当に本当にありがとう。

 

 赤城は、飛龍は、蒼龍はそばにいますか。魚たちはあなたを棲家にして育っていますか。あれから時は流れ、日本は平和で繁栄しています。でも何か忘れてしまったものがあるような気がするんです。

 あなたに代わって日本の平和を守っている海上自衛隊にはあなたの名前を受け継ぐ艦が完成しました。

 海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦いずも型2番艦「かが」です。この雄姿を見てください。一般公募で採用されたロゴマークには春夏秋冬の花が描かれ、ヘリを表す海鳥が飛び立っています。ワッペンも素敵ですよ。でもやっぱり「加賀」じゃなくひらがなの「かが」なんですよね。日本にはごく少数ですがあなたにも自衛隊にも感謝することのない方々がいて、時々ビックリするような難癖をつけて来るんでその対策でしょうか。

 ふふ、ところがですね、ナイショですよ?ここだけのハナシ。実は民間で販売されているキャップやTシャツには漢字で「加賀」とバッチリ入っているんです!

 まだあります。「かが」には「愛称」があるんです。海自の艦には正式名の他に艦長が決めた愛称がついているんです。あなたの時代には考えられなかったことでしょうけど。

 その愛称はキャップの「加賀」の文字の下にありました。 「White Base」 。オラはこれを発見して1分間嗚咽しました。もちろん知らないでしょうけど、あなたのおかげで平和になった日本で多くの人の心を惹き付けたスーパーアニメ「機動戦士ガンダム」に出て来る地球連邦軍の母艦なんです。

 みんなが、みんなのために、力を合わせて平和を守ろうとしている。あなたの志を無念を決して忘れはしません。

 どうぞ、ゆっくり、静かに、お休みください。愛してます。

by livehouse-uhu | 2019-10-19 12:14 | Comments(0)  

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