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泣くのはいやだ、笑っちゃおⅡ

 オラの故郷釜石で2年を過ごした作家井上ひさし氏が亡くなった時、オラはこう書いた。

 「顔が好きじゃない。僻んでる人の顔立ちだ。偉そうな政治的発言の裏で家庭では女性に暴力を振るう。戦後民主主義だの平和主義だのよく言うよ。洒落にもならない理想論を振りかざし、日本の過去を貶めようとする。基本的に考え方がひねくれているんだな。(中略)釜石での評判も悪い。ちょうどオレ達の親の世代だからね。だが彼の作品は。素晴らしかったよ。日本語の辿り着くひとつの頂点。娯楽の未来だった。アイディア、文体、ストーリー、どれをとっても文句のつけようがない」。

 自分の文章を長々引用したが、本当に故井上ひさしセンセイの書いたものは面白かった。そして今突然思い出した。幼い頃に見た人形劇「ひょっこりひょうたん島」以来、初めてその作品に触れたのはケンジが教えてくれた「モッキンポット師の後始末」という作品だった。

 主人公は小松。仙台の孤児院で育ち、東京のカトリック系私大に進学して大阪弁のフランス人神父モッキンポット師に出会う。聖パウロ学生寮に入寮した貧乏な小松は、寮費を払い飯を食うために寮で知り合った土田、日野という友人と様々なアルバイトに手を出す。しかし悪知恵は働くものの基本的に大バカな3人組は、行く先々で毎回とんでもない騒動を起こし、そのたびにモッキンポット師は彼らの後始末に奔走する・・・という物語。


 読んでいる間、始めから終わりまで笑って笑って泣いて泣いた。人の心を打つ「ドジで間抜けなキャラ」を生み出す天才、井上ひさしの魔法に。

 本も、映画も、音楽も、オラはいまだにケンジとジュンと姉が教えてくれたものだけを頼りに生きている。



 神父はそれから急ぎ足で坂を駈け下がった

 その後を追って駆け出したぼくらの前に遮断機が下り

 プラットホームに停車していた電車がぼくらの前を通り過ぎて行った

 再び遮断機が上がったとき

 神父の姿はもうどこにもなかった

      「モッキンポット師の後始末」(神父が3人組と別れる場面より)~井上ひさし

 


追。故井上ひさし氏原作の「ひょっこりひょうたん島」のモデルとなった島については、ご本人が明らかにしなかったので諸説あるのだけれど、これはもう岩手県大槌町の大槌湾内にある「蓬莱島」です。普通こういう場合「だと思われる」とかいって言葉を濁すもんだけど、この二つの絵と写真を見て「違う!」っつぅ人はいないでしょ!?


by livehouse-uhu | 2019-06-10 15:32 | Comments(13)  

Commented by 凸ヤマ at 2019-06-12 00:54 x
ちなみにステージ衣装、赤も導入してみましたw

俺がBOSSに習った日本のFolkとかは多々在れど、俺が教えた
音楽なんか何か在ったかいね('~`;)?
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-12 19:54
from yokohamaちゃん、そんな大したもんの訳ないっしょ(^_^;)。

まあ素直に聞いておくよ。
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-12 21:46
ステージ衣装見たいぞ!というか音が聴きてぇ!!なんかしばらく会っていない気がする。

伊豆の民宿に行こうとまでは言わないからUHUに来てけろ。ウミミミズクも聴いて欲しいだよ。

凸に教えてもらった最高の曲はやっぱり(?)Breadの「The Guiter Man」。ずっとあの歌を追いかけて音楽をやっている。
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-13 12:12
いつか会えるよ。アレ?もしかしたらP社静岡支店で会ってるかも・・・?
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-14 12:42
凸は旅行で来た時にP社に顔を出している気がするんだけど。

ありがとね。今夜は「ただの」飲み会でふ(^_^;)。
Commented by 凸ヤマ at 2019-06-19 12:00 x
出した出した。寄らせて戴きましたよ♪
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-19 12:34
そん時となりのオフィスにいたのがfrom Yokohamaちゃん。
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-20 18:57
実現するといいね。がんばります。
Commented by 凸ヤマ at 2019-06-29 15:51 x
と・・・隣のオフィス('~`;)なんと甘美な響きw
(30年余周囲に一般住宅しか無く、通勤距離ゼロで
 父ないし兄のみが同僚の事務所に勤務した人間には
 SFの様な概念デスな)
Commented by livehouse-uhu at 2019-06-29 18:19
あ~、ワカル(^_^;)。

凸も知っている通り、遅く就職してたった10年で辞めた短いサラリーマン時代だった訳だが、それが故にいろいろ新鮮なことがあったよ。特に、仙台と福島と東京と沼津と静岡と名古屋と大阪と高松と松山と広島と岡山と福岡と鹿児島あたりで・・・。
Commented by 凸ヤマ at 2019-06-30 14:34 x
甘美どころかもはや淫靡であることよなw
Commented by livehouse-uhu at 2019-07-01 12:12
凸、給湯室の素晴らしさも知らんべ(^_^;)。

こっちはな、やっぱり(なにがやっぱりだよ!?)地方支店ではダメでP社だと5フロアぶち抜き300人くらいいる本社ビルの給湯室がいいんだよなぁ。
Commented by livehouse-uhu at 2019-07-01 12:18
え、浜松?浜松は・・・あり!?

目撃者はいっぱいい過ぎてあんまり脅迫のネタにならないね(^_^;)。

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