哀れ貧しき者よII
100億円あって50億円ごまかそうとする人間は乞食だと思う。
ゴーン氏について次から次へと出て来るさもしい話にはウンザリするが、それにくっついて散々いい目をみたはずの連中が正義の味方面をするのも情けない。かつて空港やらなんやらでサインをねだっていたサラリーマンが、今頃同僚に「ずっと前から胡散臭いヤツだと思ってたよ」なんて言っているのだろう。
かくいうオラだって今になって「あの顔はロクなもんじゃねぇ」などと書こうとしてやめている。先月書いとけば良かったけどね。あ、これは書いたことか?
要するに「知らん人」のことなのだ。冒頭の一行も無関係な部外者の単なる感想に過ぎない。
悲しい報道があった。ゴーン氏が家族で行っていたという庶民的な焼き鳥屋さんがTVに映され、店主が壁の写真などを指して「立派な人だと思っていたのに」とインタビューに答えているのだ。
焼き鳥屋さん。ゴーン氏はお客さんとしてあなたの店に来てくれてたんだよね。家族や仲間を連れて。しょっちゅうだったみたいだから味や雰囲気が好きだったんだろう。もちろんお金を払ったはずだ。
たとえその後に何があろうとも、いや、そもそも何があったかまだ明らかになっていないのだが、偉いも偉くないも金持ちも貧乏人も関係なく、あなたの店を愛してくれたひとりのお客さんについて突然ドヤドヤと現れ「どんな人でしたか」「何を注文しましたか」とマイクを向ける連中から守ってあげられませんでしたか。
「ニュースは知っているけどウチの大事なお客さんです」と取材を断れませんでしたか。
なんだか悲しくなる。
by livehouse-uhu | 2018-11-22 10:03 | Comments(2)
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凸ヤマ
at 2018-11-29 03:57
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それな…(-_-;)
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livehouse-uhu at 2018-11-29 11:10
焼鳥屋さんに悪気はなく、ただ突然押しかけたマスコミに気が動転していたんだと思いたいよ・・・。