畑違い

 筑波大准教授の山口香さんが日大アメフト部問題について書いておられた。

 山口さんは日本人として初めて世界選手権を制した柔道家で、その技のキレ、スピード、闘志、すべてがまさに女三四郎の名にふさわしい天才だった。

 しかし引退後テレビの解説に出て来ると、とにかく技術論や私見をしゃべり続け、うるさくて試合に集中出来ない。やはり自分が天才だった人はこういうものか、と思った記憶がある。

 さて、山口さんの日大アメフト部問題に関する評論(?)は多くの人と同じ「負の連鎖」とか「押し付けはよくない」とかいうもので特に目新しくはない。タイトルは「巨人の星からキャプテン翼へ」。

「巨人の星」は「ど根性」で「キャプテン翼」は「喜び」なんだそうだ。

 先生、なんとなく「こんなストーリーだったなぁ」と世間一般のイメージで安易に「分かりやすい例を挙げれば」なんて書いちゃったでしよ?たぶんちゃんと観ても読んでもいないな。

「巨人の星は日本人のもともとの精神に合ったアニメで、父親に殴られ、大リーグ養成ギプスを装着し、時には骨が折れても投げ続けるというど根性ものです。そこには野球を楽しむという精神性はなく、ひたすら耐えた先に勝利があるストーリーでした」。

「大リーグ養成ギプス」?ぎゃははは、大リーグを養成してどうする!?「大リーグボール養成ギプス」のことですね?単なるミスじゃない。先生、実は巨人の星どころか野球もあんまり知らないでしょ。少なくとも巨人の星フリークなら「大リーグボール養成ギプス」は「単語」なんです。勘違いはありえない。そして「骨が折れても投げ続け」てはいません。左腕の破壊は「腱の断裂」です。

 細かいこと言うなって?違いますよ。間違いを指摘しているんじゃない。ろくに観てもいないうろ覚えのアニメを「日本人のもともとの精神に合った」例として「ダイバーシティの考え方」だの「イノベーティブな未来社会が見えてきます」だの講釈を垂れる「姿勢」に疑問を持っているんです。

 え、「キャプテン翼」?見てないから知らない。山口さんが書いているように「練習も勝利もすべては自分の喜び」っていうアニメなの?もしそうならつまんないサッカーチームだな。

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by livehouse-uhu | 2018-07-24 11:11 | Comments(0)  

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