ただひたすら前へ、そしてフェアに

 書きたくない話題だが止むに止まれず出来るだけ短く書く。

 日本大学アメリカンフットボール部悪質タックル問題。まずこれが事件の本質を表していない。オラは自分自身はよくて二流の中程度のありふれた選手だったが、掛け値なしに日本最高の環境で全身全霊をそそいでラグビーをするという仕合わせに恵まれた。その経験から言わせて貰えばあれは悪質タックルなどではない。試合後に相手チームの選手を呼び出して暴行を加えたのと同質の傷害事件である。

 何故だ。何故起きてしまった。

 前述の通り才能きらめく素晴らしい選手にかこまれた平凡な選手だったオラだが、その分闘志だけは負けまいとし、その通りに戦った。そして(だからこそ)ラフプレーをしないことだけは肝に銘じていた。しかしちいさな身体で大男達に混じっていたので、時に気持ちが抑え切れずもちろんルール内ではあったけれど暴走気味にぶつかってしまうこともあった。

 そんな時、同じようにちいさな身体でまさに日本のラグビー理論のトップだった監督、そして実際に不動の日本一だったチーム(釜石)のキャプテン(当然のように日本代表キャプテン)、後の日本代表監督ら(しかしすごいな。同じグラウンドで練習してたんだよ?)は、まったく同じ口調でこう言った。(しんや、とかそこの9番の子、とかスクラムハーフの君、とか呼び掛け方はいろいろだったが)「今のは闘志あふれるプレーなんかじゃないよ」

 あり得ないが、もしあの頃のチームの誰かが今回の事件のようなことをしたら。監督はその選手を退場させるどころか全選手をグラウンドから引き上げさせ、お詫びして自チームの敗北を宣言しただろう。

 情報によればあの行為が監督の指示で行われた可能性があるらしい。

 何故だ。何故起きてしまったんだ。

[PR]

by livehouse-uhu | 2018-05-18 07:51 | Comments(2)  

Commented by TT at 2018-05-19 16:09 x
ラグビーおよびアメリカンフットボールという競技に関して、門外漢であり無知な僕ですが、そしてこの一件だけをもって論ずることなどできないですが、両競技者の試合に臨む姿勢に何か決定的な違いがあるのではないか、という偏見さえ抱いてしまう。
Commented by livehouse-uhu at 2018-05-20 11:53
映像として残ったもの、発言などから考えるとTTさんの見方が偏見ではないんでしょうね・・・。やりきれない気持ちです。

<< 平凡な話 帰り道はすこし遠いII >>