ウミニオフネヲウカバシテ

 めずらしくタイトルを先に書いたあと「ウカバセテだったかしら?」と思い調べたらやはりそうで、童謡「ウミ」の歌詞は「ウミニオフネヲウカバセテ」・・・ええっ!?昭和55年に「ウカバシテ」から「ウカバセテ」に変わった?作詞者の死後に?

 そんなことが許されるのか。日本語として文法がどうこう以前の問題だ。だいたい「ウカバシテ」の方がずっと素敵じゃないか。いろいろあったみたいだけど、本当にこういうやり方は悲しいな。
 
 書こうとしていたのは伊良湖岬から鳥羽に向かう(三重県の人はもちろん鳥羽から伊良湖岬に向かうと思っている)伊勢湾フェリーのこと。

 可愛らしい船なんだ。さすがにフェリーだから舟とは呼べないが。浜松から当時乗っていたフォードの四駆(ボンネットを開けるとエンジンにはマツダの刻印。これを書かないと凸がうるさい)で渥美半島の先端まで行き、駐車場に車を停めたらもうビールが飲める。帰りは翌日だからね。ここで(せっかくのフェリーなのに)クルマごと鳥羽に行かないのが大事。

 オラはたぶん世界最高の豪華客船に乗っても伊勢湾をのんびり進む知多丸に乗っても同じ仕合せ(ここは幸せじゃないのな)を感じると思う。

 だって東北新幹線E5系はやぶさに乗っても銀河ドリームライン釜石線キハ100に乗っても同じくらい仕合せだもん。なにがだってだ。

 ねぇねぇ知ってる?「シグナルとシグナレス」で東北本線の立派な若さま「シグナル」が恋する軽便鉄道の優しい女の子「シグナレス」は釜石線の信号機なんだよ。

 伊勢湾フェリーの話、どこにやった。



「お早う今朝は暖かですね」本線のシグナル柱は、キチンと兵隊のように立ちながら、いやにまじめくさってあいさつしました

「お早うございます」シグナレスはふし目になって、声を落として答えました

「若さま、いけません。これからはあんなものにやたらに声を、おかけなさらないように願います」本線のシグナルに夜電気を送る太い電信柱がさももったいぶって申しました

 本線のシグナルはきまり悪そうに、もじもじしてだまってしまいました

 気の弱いシグナレスはまるでもう消えてしまうか飛んでしまうかしたいと思いました。けれどもどうにもしかたがありませんでしたから、やっぱりじっと立っていたのです

                  「シグナルとシグナレス」〜宮沢賢治

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by livehouse-uhu | 2018-04-17 11:13 | Comments(2)  

Commented by 凸ヤマ at 2018-04-17 22:29 x
そう。ソコはウルサイのw
Commented by livehouse-uhu at 2018-04-18 00:38
なんでだよ〜前後にFORDって書いてあっただろ!?

中はIntelでもMacだから。それとは違うかw

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