神ならぬもの

 失うものとて何ひとつない代わりに、夢への足掛かりも何ひとつなく、打開のための努力すらせず、ただ無為に過ごした、けれどオラを心配してくれる親や姉に助けられ、友人に支えられ、希望だけは失わず、なによりケンジがそばにいたあの頃、バイト先の吉野家東池袋店に毎週日曜の朝牛丼を食べにくる親子(父と娘)がいて、オラとコンビだったもう一人のバイト、早稲田大学のKが寝過ごしてめちゃくちゃ忙しく、注文に追われてテンパっていた時、小学校低学年くらいだろうか、そのお嬢ちゃんが「パパ、パパ、牛丼屋さん、きょうはひとりぼっちでとてもたいへん。かわいそうだよ・・・」と言ったその声を覚えている限り、オラはいつか人類が「戦争のない平和な世界」を創れると信じている。
[PR]

by livehouse-uhu | 2018-03-25 11:38 | Comments(0)  

<< ちいさな贅沢 その目に映るもの、映らぬもの >>