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傷付け合わないために

 人は皆、考え方が違う。誰でも知っているあたりまえのことだ。

 血のつながった親子でも、心も身体も許しあい愛し合いお互いにほくろの場所さえ知っている恋人同士でも当然意見が分かれる時はある。

 ましてやただ単に同じ仕事をして同じ職場にいるだけの人とか、たまたま学校で隣の席だった人の意見がまったく違っても何ひとつ不思議ではない。

 さらに何の接点もなかったけれどある出来事がきっかけで初めて会った人、北海道の人と九州の人、アジアの人と北欧の人、全てのものに宿る神を信じている人と唯一絶対の神を信じている人、それぞれがそれぞれの違う考え方を持っていて、その考え方にしたがって生きている。

 「自分が正しい」と思い込むのは危うく、「相手が間違っている」と決めつけるのは間違いで、ましてや「自分と考え方が違う人は排除していい」となったら、それこそがテロであり人類破滅への近道そのものだ。

 ただし。考え方の違う人同士が無理に擦り合わせたり、共存共栄を目指す必要はないと思う。「話し合えばきっと分かり合えるよ」というのは明らかにウソだ。考え方が違うんだもの。

 だからこそ、個人的には信念に基づく理論武装(あるいは確固たる哲学)、国家には自衛する武力が絶対に必要だと思う。

by livehouse-uhu | 2016-09-07 18:44 | Comments(0)  

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