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イヌイット

 カヴァー曲グランプリではいつもゼンザエースがトップで歌うため、やむをえず酒のつまみとしてクジラの刺身を買って来た。この一行ですでに意味不明な方もいらっしゃるだろうけれど無視だ無視。

 テッちゃんには内緒でこっそり自分だけ食うつもりなのだ。ヒドイ!?何を言っておるのだ、今夜のテッちゃんのまかないは手羽元の煮込みとかつおのしぐれ生姜煮と肉じゃがシチューだぞ。

 さて、オラは飯を食わず、19:00からの出番に備えてスーパードライ春瓶を一気飲みし、ショットガンブルースバンドが浅間神社からギャラとしてもらった富久娘をあおり、いよいよクジラ刺しをにんにくたっぷりで食おうかと思ったら、なんと(なんとじゃね~よ)ありがたいことにバンドやお客さんからフードの注文がいくつも入ったのだ。

 むむ、嬉しいけどこれではライブスタート前にクジラを切って食えないではないか。いや、無理に食わなくてもいいだろ。仕事しろよ。

 しかし、酒はもう腹に入っちゃったし。オラは食い物がないと酔うんだよ。やかましいわ。仕事しろって。

 ふと冷蔵庫の中のクジラの塊を見た。血が滴っている。「クジラ・・・別に刺身にしなくてもいいんじゃね?」。通常この台詞は「焼いたり竜田揚げにしたり」する時のモノであろう。だが、その時オラが考えていたのは「このまま塊で食えばいいんじゃね?」というとんでもないことであった。
 
 素早くパックを開け、付属のおろし生姜を肉になすりつける。何故かここは醤油ではないような気がして軽く塩胡椒をする。じゃあおろし生姜も違うんじゃないかい?細かいことを言うなよ。

 かぶりついた。小さな刺身の一片なら口に入れて噛めるのだが、途中で食い千切らないといけない。これは事前に想像していた以上にハードル高いぞ。

 くわえて引っ張る。お、おお~、肉だこれ。クジラじゃねえよ、獣肉。酒を流し込む。美味い・・・かな?とにかく時間がない。むしゃむしゃとライオンのようにかぶりつき、全部平らげた。

 その後、忌野清志郎をカヴァーしたオラは、まるで野獣であった。なんか数日の前の花見でもこんな感じで何かにむしゃぶりついた記憶があるのだが、あれは夢だっただろうか。

 あ~、こりゃ余計なことを書いたな。お叱りお待ちしております。

 タイトルを見て途中からオチが予想出来た方、博識ね。

by livehouse-uhu | 2016-04-06 21:54 | Comments(4)  

Commented by TT at 2016-04-08 01:08 x
う~む。彼の地で滝クリ嬢のあのお言葉を投げかけられ、勇んで…(的外れのコメントの場合ご容赦のほどを)
Commented by livehouse-uhu at 2016-04-08 10:23
どんなコメントもモウマンタイですが深すぎて意味が分からないっす先輩(^.^;。おもてなしが生肉だったという・・・?
Commented by TT at 2016-04-08 13:51 x
やべっ! 自分の欲情思考(志向)をさらけ出してしまい面目ない。どうも近頃色ボケが・・・
Commented by livehouse-uhu at 2016-04-08 15:14
あ~、わかりましたwww

実は滝クリがあまり趣味じゃないので気付かなかったというf^_^;。

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