極細ちぢれ麺と琥珀色に澄んだスープ薄いチャーシューにネギとメンマだけ

 つまり、オラが世界で一番好きなラーメンはもう二度と食えないということだ。

 「新華園」も元気にやっているし、津波で親父さんが亡くなってしまった(実はラグビー関係者には一番人気の)「大連」も息子さん(?)が仮設で頑張っているそうだ。もちろん「昇華」も「こんとき」も大好きだ。

 それでも、オラにとってのラーメンは、オラの心の中の釜石ラーメンは、「トントン」なんだ。

 生まれて初めて釜石(親元)を離れ、大都会(!?)仙台で暮らすことになったオラが、まるでラーメンを食わなくなったのは、正直美味いと思う店が見つからなかったからだ。ラーメンは各地で郷土料理みたいになっているので、地元が仙台の人に「美味いラーメンがない」なんて言わなかったけれど。

 「トントン」は帰って来ない。たぶん復活することはないんだろう。詳しくは知らない。よくTVで「あの東日本大地震津波の後、みんなのためにあきらめず再起したのが○○食堂です!」などという特集をやっているが、それはごく一部の運や金銭的余裕に恵まれた(もちろん努力もしただろう)人達なんだよ。

 静岡に来てから出会った親友がラーメン屋をやっている。釜石ラーメンとは対極にあるこってりとした天一系のとんこつ醤油ラーメンだ。つけ麺がまた激烈に美味い。チャーシューはデカくて食べごたえ十分。

 そいつの作るラーメンだけは淋しい気持ちにならず、心豊かに食える。何故かって?釜石ラーメンとは全然違うからさ。

 実はその店には、もうひとりオラが大好きな男が働いている。ちょっと変わってるかもしれないけど、今までに会ったことのないタイプの素晴らしいヤツだ。席数7~8席の小さなラーメン屋に(こっちが勝手に思っているだけかもしれないが)親友と呼べる人間が二人。

 きっとオラはめちゃくちゃ運がよく、自分の能力や中身に比べてめちゃくちゃ恵まれているんだろうな。

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by livehouse-uhu | 2015-04-10 20:36 | Comments(2)  

Commented by 凸ヤマ at 2015-04-11 12:30 x
仮設ってよりは、イオンの真ん前に出来た立派な
オシャレ復興店舗に、テナントで入ってたよ、大連さん。
ちなみに、同じテナントに植物園(ホントは釜石園芸さんだけど、我々はこう呼ぶよね(^_^;))さんの店舗も♪
Commented by しんや at 2015-04-11 20:09 x
んだっつな。

あ~、もう三重食堂でもどこでもいいから食いてぇ~釜石ラーメン。失礼かw美味いよな三重食堂も。

植物園はオラの初デートだった気が。しかし植物園って。なんて大ざっぱなw

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