救いはあるのかⅡ

 どうにも、川崎市の中学生「かみそん」君の殺害事件が悲しすぎて気持ちが重い。

 こんな凄惨な事件が起きると、(オラを含めて)多くの人が毎度同じように「助けてあげられなかったのか」「なんとか未然に防ぐ術はなかったのか」と思う訳だが・・・。

 真実かどうかさえまだ明らかではない断片的な情報の中で、島から都会に引っ越した彼の姿が、どうしても東北の片隅三陸海岸の小さな町から東京に出て辛い思いをした若者達と重なってしまう。

 「誰か、誰か」と手を伸ばしていた気がしてならないのだ。

 それにしても、一部の週刊誌やネットでは「こいつらが犯人」みたいな話がまことしやかに流れている。しかしまだ特定や逮捕の報は全く出てこない、いや、それどころか新聞やTVニュースの扱いは日に日に小さくなっている気がする。

 もちろん関係しているのが未成年であったり、捜査上の都合であったりいろいろな事情があるんだろうけれど、それが何か「タブー」に近い理由によるものでなければいいのだが。

 川崎は、正義のヒーローである天体戦士サンレッドが、かよ子と共に暮らしていた街だ。対抗する悪の組織フロシャイムは、ヴァンプ将軍を中心に地球征服を目指しているが、ゴミ出しのルールをきちんと守り、地域の避難訓練に参加したり、居酒屋でアルバイトをしたりしながらつつましく暮らしている。

 「ある地域」について、イメージや決め付けで悪しざまに言う人がいるが、そんなバカな話はない。どこにでも普通の暮らしがあり、どこにでも狂気は潜んでいる。

 だめだ、こんなところで関係のない人間が何を書こうが思おうが、この先事件にどんな結末が待っていようが、やっぱり彼は帰ってこないではないか。あまりに辛い。
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by livehouse-uhu | 2015-02-26 09:49 | Comments(0)  

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