救いはあるのか

 真偽はともかくとして、「古代アッシリアの碑文に『今時の若いもんは・・・』と書かれていた」なんていうのは、いかにもありがちな話である。

 いつの時代にも人は自分達を追い落とす後輩に嫉妬や妬みを抱えて来たのだろう。

 けれど、そういう問題とも違う気がする。

 どんな事情があったのか、どんなひどい連中に、どんなひどいことを強いられていたのか、島根県の離島、西ノ島から川崎に移り住んで無残に殺された少年。

 それこそ今オラにわかることは何もない。ただ、ただ、気の毒で、かわいそうで、記事を見る度に涙が出るばかり。

 オラが子供の頃にも、どうしようもないチンピラのようなヤツはいた。田舎は平和だなんて大嘘で、どんな集団にも社会のルールを守れず、はみだしてしまう人間はいる。

 それでも、最後の最後の一線があったんだよ。クズにはクズなりに、どんなクズの中にも。

 「刃物だけは出しちゃいけない」

 殴ったり殴られたり、いじめも諍いもあった。そしてどんなことがあっても「刃物を出すヤツ」はいなかったんだ。

 これは、単なる年寄りの懐古趣味なのか。「時代は変わった」という数千年も語り続けられたらしい台詞の範疇なのか。

 海に囲まれた島から都会に転校した少年は、何を見て、どんな絶望の中で亡くなったのだろう。もし、それが・・・いや、考えることすら辛い。犯人が見つかろうが、罰を受けようが、彼は帰ってこないではないか。

 胸が苦しい。
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by livehouse-uhu | 2015-02-24 18:16 | Comments(0)  

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