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鋼鉄の塊にさえ哀愁はある

 さてみなさん、第二次世界大戦の「戦勝国」をご存知か?

 これ、難しいよね?いや、答えがないっていうか。

 アメリカ、イギリス、フランス、旧ソ連、中華民国辺りが妥当なところか。中華人民共和国?どこに勝ったんだよ、共産中国が。日本軍には負けただろ。ま、フランスだって似たようなもんだけど。

 つまり第二次世界大戦における戦勝国の定義は・・・BOSS、その話長くなりますぅ?

 違う、違うの!ついつい導入部にめんどくさいことを書いちゃったけどさ、今日の話題はそんな女の子が入りにくいヤツじゃないの。もっと女の子も喜ぶ芸術的な話。

 旧ソ連と、ドイツの戦車についてなんだけどね。え、女の子は誰一人一切まったく興味ない!?

 戦勝国である旧ソ連のT34。現実の戦争での成果において「世界最高の戦車」であることは万人の認めるところだ。歴史に「もし」はないが、あえて「もし」T34がなかったら、少なくとも独ソの勝敗はひっくり返っていたかもしれない。

 かたやティーガー。ドイツ機甲師団のスーパータンクは、クルスクの戦いで旧ソ連のT34に敗れ去る。

 では。はたして「T34がティーガーより優れていたか」

 この問いにイエスと答える人をオラは知らない。

 「T34がティーガーより美しかったか」

 「T34がティーガーより強かったか」

 「T34がティーガーより・・・」

 武骨で、恐ろしいほど生産性が高く、整備が容易で故障が少なく、圧倒的な数でティーガーを打ち破ったT34。その「兵器」としての功績を貶めるつもりはない。

 けれどもオラの心にはいつもティーガーがいる。タミヤの1/35ミリタリーミニチュアで模型を作ってからずっと。もちろんT34も作った。全然違うんだ、胸のときめきが。模型なのに。

 分厚い装甲。重量は60t近い。長い砲身。なんとT34の3倍の有効射程があったという。精密すぎる駆動方式やエンジンは、とてつもない能力を秘めながら過酷な条件の戦場ではそれを発揮できず、破壊されて雪原に埋もれた。

 勝ちと負け。何を基準にだれがそれを決めるのか。

 ミュージシャンよ、君は「誰もが唄える覚え易い曲」を作り、「多くの人に愛され」て、「CDがたくさん売れる」という「勝利」を望んで音楽をやっているかい?

 え、最後の話が全然つながっていない!?まぁいいじゃん、いつものことなんだから。

 蛇足。このブログを書き終えて推敲したところだが(それでも誤字脱字がしょっちゅうあるという恥ずかしさ)、オラとしてはまあまあなモノを書いたと思う。自画自賛。

 蛇足の蛇足。美しさだけなら本当は「パンター」の方が遥かに・・・たった今書いたことが全部無駄になるようなことを書くなよ!!

by livehouse-uhu | 2013-05-07 12:45 | Comments(0)  

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