まさか本気じゃないでしょう・・・?

 うん、やっぱり時事ネタ扱いがOKだと楽だね。
爆笑問題太田氏の言を借りるまでもなく、世の中は上等な漫才に溢れてる。

 ミシュランだそうです。ギャグなんでしょう?サイバラの恨ミシュランの本家みたいな。
外人が日本で好き嫌い言いながら初めての食材食べて味を評価するなんてそんな。
いくらバ○でもまともに相手にする人がいるわけないじゃない。掲載店に予約が殺到!?
ぎゃははは、ウソこけっつうの!もしそれがホントだとしたら、
その時点で「いいお店」ってのと論理矛盾しちゃうじゃない。え?マジで?
このネタって朝○新聞型ニュースじゃないの?
掲載を断ったちゃんとした店もあるって?ということはアチラさんが本気だから?
書店じゃ売り切れのところも出てる!?はぁ。そうっすか。へぇ。つける薬はないって。

 吉兆だそうです。大阪P社の頃、僕の周りで吉兆が美味しいなんていうヤツは
一人もいませんでした。これは自慢でも何でもなく本当の話。
喜んでるのはお金出す役員だけ。「どうだいこの活きのよさ!本物のお造りだね。」
この手の平あるかないかのカワハギがか?肝ないじゃん全然。あれ、静岡の○○吉とか
寿司○とかだったら「ごめん、今日のハズレだった」って引っ込めちゃうぜ。

 モンドセレクションの金賞って年間2万8千件くらい出るの?そんなたくさんじゃない?
インスタントコーヒーも金賞取ってるって知ってた?食品界のノーベル賞だってさ。
あ、それは当たってるか。ノーベル賞も文学とか平和とかかなり怪しいよねぇ。

 僕は貧乏舌で何でも食うし、食材に関する知識もないし、それでも「刺身は何食っても
醤油の味だ」と思っている人ほどヤケクソじゃない。そこそこの値段で満足させてくれる
親切で誠実な店を探してはいるが、美食に人生かけるなんてアホくさいと思っている。
その僕が「いや、いくらなんでも本気でやってるわけじゃ・・・ないよね?」
と感じる飽食の国のエピソードでした。

 某デパートで天然本マグロの解体ショウが行われ、「さぁ養殖とは全然違う、
本物の天然マグロですよ~!!」と見物者に振舞われたそうです。
「美味しい、美味しい」と何百人が試食して大評判、刺身は完売。
後になって手違いで養殖マグロだったことがわかって、返金騒ぎに。
 
 試食を一口食べて、「冗談じゃねぇ、これ養殖だよ兄ちゃん」ときっぱり言った
人が三人いましたとさ。いずれも浅黒い肌の親父さん風だったとはちと出来すぎか。
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# by livehouse-uhu | 2007-11-23 16:13 | Comments(0)  

昔書いた短編シリーズ(まだあるのか!?)

                  「フェンスの向こうの兄弟」

 兄弟はフェンスの向こうで笑っている。痩せた浅黒い肌で、兄は弟を背負って立っている。肘の位置が何となく不自然に見えるのはその異様な細さのせいだろうか。弟は笑っている。写真を撮った新聞社の意図の通り、添えられている記事の内容には本当に適切だ。だけど彼の笑顔はそんな事とは関係が無い。政治の善し悪しを言い募るような年齢では無いし、そもそも自分にカメラを向けているのが誰なのかさえ知らないはずだ。兄の背中で、弟は笑っている。

 1219年の晩夏、明日モンゴルが攻めてきて皆殺しになることを知らなかった高原の村で、兄の馬の背に乗せられた弟と同じように。

 1538年の秋、港の片隅で兄の探してきた木箱の上に立ちプレヴェサに向かうトルコ艦隊を見つめていた弟と同じように。

 1964年6月の夕暮れ、まだ景気の良かった岩手県釜石市の長屋のような製鉄所工員社宅の前で、兄に手をひかれカエルの声を聞いていた弟と同じように。

 弟が笑っている。ヴェトナムが願う同じ平和をカンボジアも願う。仏教徒が願う平和をキリスト教徒も願う。資本主義者と共産主義者の願う平和は違うのだろうか。兄ちゃんは強くて、兄ちゃんの背中は安心だ。何も怖くない。フェンスの向こうからやってきたのが誰なのか、何をしにきたのかもわからない。でも兄ちゃんが笑っているならきっと大丈夫だ。だから弟も笑っている。1992年9月、日本からはじめてのPKO派遣部隊がその国に着いた。
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# by livehouse-uhu | 2007-11-11 12:45 | Comments(0)  

特別企画!昔書いた短編シリーズ(次があるのか!?)

                     「マネージャー」

 今日、会社でマネージャーという辞令を貰った。以前、人事部長のいる宴会で「クラブのマネージャーのマネをするイッセイ尾形のモノマネ」という芸をやったことがあるが、まさかそのせいだろうか?いったいマネージャーとはなんであるか?俺の会社にはマネージャーという役職はない。主任、係長、課長といったありきたりの呼び名を、皆いくらかの時間差で貰っている。若い頃さんざんおちゃらけた反動で突然堅い暮らしが欲しくなり、製造業である今の会社に中途入社したのだ。社名は全部漢字だし、昼は給食弁当取ってるし、営業も配送も同じ上着だし、ここならまともになれそうな気がしたのだ。俺に言わせりゃマネージャーなんてのはまともな日本の会社の役職じゃない。自分でも何をやってるかわからなかったあの頃、俺の周りにいたマネージャー達・・・。

 最初の留年をした19の夏、俺はクレープ屋のウエイターをしていた。日大中退のマネージャーを、皆は小さい「ャ」を抜いた上に縮めて「マネジー」と呼んでいた。マネジーは忙しい日が続くと歯が痛くなって休んだ。アルバイトよりも先に昼の休憩をし、2階の洋服屋の胸の大きなマヌカンに惚れていたが、いかんせん就業時間と好きな音楽が違いすぎた。ホンダの営業マンにだまされて、一番グレードの低いシビックを買い、仕事が終わった明け方に車に乗り込んでシートを倒し、暖房が効き始めるまでの一時が最高に幸せだと言っていた。俺の作ったメロディが日本のポップスを変えると信じていた22の冬、東北の大都会でミニコミ誌を発行していた自称マネージャーは、ライブハウスで唄っていた俺を見て、お前は日本のニールヤングだかポールヤングだか二ールダイヤモンドだかポールサイモンだか、いずれにしても勘違いしてくれていたが、「松島湾のヘドロをテーマにした曲を作るんだ!」とかどうにも訳の分からないことを言うので困った。仲間が皆就職してしまった25の春、相棒のHと俺は「シナモンとガーリックファンクル」という名前でパブの弾き語りをしていた。客受けは良かったものの、40分2000円のギャラ+皿洗いではやっていけるはずもなく、時折入ってくるイベントの仕事でなんとか食いつないでいた。エンドーチェーンやら青葉商店街夏祭りといった仕事を俺たちに回してくれていたのは、当時地元ではメジャーだったYGDというバンドのマネージャーでQちゃんと呼ばれる人だった。YGDの連中もずいぶんきさくで親切だったが、Qちゃんも本当に人が良くて、ギャラを渡すときはいつも金丸という居酒屋でビールを奢ってくれた。ある時Qちゃんは大事な客からイベントの依頼を受け、俺たちを使ってくれることになった。その日曜日、俺たちはすっかり忘れて仕事をすっぽかした。携帯など無い時代のこと、Qちゃんは「シナモンとガーリックファンクルは急病です」とスポンサーに謝り、その晩怒って店にやってきた。Qちゃんの顔を見た俺は即座に全てを思い出したが、しらばっくれて日時をはっきり聞いていなかったと開き直った。そしたらQちゃん「そうかぁ、僕が連絡ミスしたかなぁ・・・。せっかくのいい仕事、悪かったなぁ・・・」って、Qちゃんってば!!優し過ぎだよ!!ごめんなさい、ホントはあの時聞いてたんだよぅ!

 「Nマネージャー」「やめろ!俺はどうもそのマネージャーってのは好かん!」「でも、そう呼ぶようにと部長が・・・」「部長!なんで俺だけが会社でただ一人マネージャーなんて役職なんですか!サッカー部でユニフォーム洗ったり、ラグビー部で試合に負けて落ち込んでるウイングのキャプテンにキスしたりする女の子じゃないんですから!なんか他の役職は無いんですか!」俺は部長に詰め寄った。「わがままなやつだな。社内にたった一人の役職なんてお前のほかは社長だけなんだぞ」「それはいいんですけど、マネージャーってのがちょっとひっかかるんですよ」「じゃぁ何がいいんだ。希望があるなら言って見ろ」「はい、出来ればバンマスなんてどうですかね?」
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# by livehouse-uhu | 2007-11-10 13:47 | Comments(0)  

馬、肥えちゃって大変

 あっり~、フランス、アルゼンチンにも負けちゃったじゃん。しかも2度も。
イギリスのブックメーカーに賭けを申し込んでなくて良かった。やり方知らないけど。
4つ前の号(?)で、ワールドカップ開催前に南アフリカを褒めてるから許して~。

 さて、なかなか更新がはかどらない理由のひとつに、
「時事ネタはなるべく扱わない」等の自分で勝手に決めた制約があったんだけど、
この度やっぱり勝手に気にしないことにしました。思いついたまま書きなぐって、
気に入らなかったら削除しちまえ!おいおい、前にそういう態度を非難してなかったか?
 いや、過ちを改むるに憚ること無かれ。実は削除こそ無いものの、
結構さかのぼって誤字や認識間違いは直してるんだよ。げ!?それでこれかよ。
 で、やっぱり更新頻度は今までと変わらないという、ありがちなオチになりそうな予感。

 窓の外、高い秋の空に、子供の手を離れた風船が昇ってゆく。
(何も無理にシュールにシーン挿入しなくても。ここで笑った人はたけし映画のファンか?)。

 さる、昔好きだった女性の息子が(こういうのもなんかウケ狙いっぽいな~)、
なんと免許取ってバイクに乗ってるんだと!こっちは年取るわけだ。
(あ、「こっちは」の「は」は「免許取る」と「年取る」に…うるせぇ、前進め!)。
 
 阪神大震災の三日後、神戸のお客さんの事務所までKMX125でいったっけ。
その時に所々でバイクをとめて撮った写真は、今見ても胸が痛む。
トラックでやって来てくれた自衛隊の励ましに泣き、
隊員に「遅いんや、お前ら!役立たず!」と怒鳴るおっさんに泣き、
そのおっさんに怒りもせず、ヘルメットを取って「遅なった、ほんますまん、ごめんな」
と答えて肩を抱く姿に泣き、瓦礫の前で「済みませんでした!」と詫びる消防隊員に泣き、
病院で「こっち早くしろ!」と叫ぶチンピラに
「順番です!重傷者から!」と毅然と言い放った看護婦さんに泣いた。
 高い水を売ろうとした店も、ただで近所中に水を配って歩く人も両方見た。

 「なんてこったい」という気持ちの次に湧いてきたのは、「ここは、関西なんだなぁ」だったよ。

 そのKMX、そして最後に残ったCBRを手放して以降バイクを降りている僕ですが、
山道でツーリングしているオフロードバイクを見るとちょっとうずきます。特に秋になるとね。
テント積んで、寝袋積んで、タンクバッグの上に地図乗せて。
ところで最近のオフロードバイク、タンク小さいぞ。バイクといえばツーリングだろ、若者よ。

 道端で食べるお弁当は美味しいなぁ。夜中のパーキングエリアもいいね。
寂しさの中で思う。なんて貧乏で裕福で幸せなんだろうって。
メジャーじゃないけどツアーを続けて、いい演奏をした小さなライブハウスで
心からの拍手を貰った時のミュージシャンの恍惚に似ている。

 ハー○ーとかでっかいバイクで、全員お揃いのジャケット着て、
何十台かでツーリングしてる人達の気持ちは僕にはよくわからない。
 突然綺麗な海辺を見つけても自分だけ道を逸れちゃダメなんでしょ?
リーダーに従って走るらしいよ。何でバス旅行にしないのかな。

 えへへ、怒らないでくださいよ~、ひがみです、ひがみ、貧乏人の。
ハー○ーもビューエルも高!
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# by livehouse-uhu | 2007-10-21 14:13 | Comments(0)  

凍てつくグランドの向こうに

 釜石からシーウエイブスRFCの大漁旗が届きました。
たぶん店に飾るからラグビー好きは見に来てね。いや、そんなたいそうなものじゃないか。

 日本代表は最終戦でカナダと引き分け、ブレイブブロッサムのワールドカップは
終わったけれど、日本と大接戦を演じたフィジーの活躍は希望になったなぁ。
準々決勝で大波乱が続いたのでもしやと思ったよ。一応今後の予想を出しときます。
ズバリ優勝は地元フランス!オレは十両時代に北天佑の横綱を予想した男さ!
え?北天佑は大関止まりだって?!そんなバカな~!

 さて、新日鉄釜石というチーム。
彼らが見せてくれたラグビーは、ただ強いとかすごいとかじゃなく、
何故こんなチームが東北の片隅に生まれたのか、いったいどんな奇跡が起きたのかと
考えてしまうほどのものだった。強力なフォワード、トリッキーにして華麗なバックスが、
その融合だけにとどまらず、つないで、つないで、つなぎまくる。
 そしてボロボロの小屋みたいな松倉グランド横のロッカールームにたむろする、
日本代表を当たり前のように数多く占める日本一の男達は、
まったく気さくで優しかった。名も無い地元の高校生の練習にホイホイ入ってきて、
「よっしゃ、オレばつかまえでみろ~」っていう人達だったよ。

 その壁には汚い字の張り紙。「ラグビー以外で有給を取るな」。
ウソだろ!?本当にみんな仕事をして夕方から練習してたんだぜ!?
今となっては企業の援助や外国人選手なくしてトップリーグに入るのは難しく、
それは古きよき時代の伝説かもしれない。でも現在まで釜石を超える感動を
与えてくれたチームが無いのも事実なんだ。戦法やフィジカルがはるかに向上しても。

 後に日本代表監督になり、その指導やチーム作りを非難された小藪さん。
当時、本や新聞でいろんなことを言ったやつらがいたっけ。
 松倉グランドに大学生チームを迎えての現役引退間際の試合、
フルバックで出場した小藪さんのタックルは、
それから先、日本選手権でも大学選手権でも見たことが無い程凄まじいものだった。
土手で一緒に見ていたラグビー部の同級生はみんないまだにこう思っている。
「あれが生涯にこの目で見た最高のタックル」。

 「巌の上に波しぶきの虹が立つ。遠くに第二の波濤が隆起している」(虫明亜呂無)。
いいかい、もしも釜石がトップリーグに復帰したら、それはあの赤いジャージが
成し遂げた七連覇以上の魂の奇跡なんだ。今の日本のラグビー界ではね。
見ていろ、三陸の田舎にあるちっぽけなクラブチームの挑戦を。たとえ何年かかろうとも。

 え~、シーウエイブス応援グッズ(寄付金付日本酒など)ご要望の方はUHUボスまで。
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# by livehouse-uhu | 2007-10-12 16:38 | Comments(0)  

勇敢なる桜達よ

 ボスの部屋は時事ネタの他にスポーツネタもなるべく避けていて、
ましてその両方にかかっている話題は今まで取り上げた事がない(はず)。
 たいして洞察力も文章力もないから、多くの人が取り上げる話題は避けたい気持ちと、
スポーツについては書き出すとのめりこんでしまって困るから。
 しかし今回はもう辛抱たまらん!ラグビーワールドカップ、日本対フィジー戦を観ましたか。
後半15分過ぎからはもう涙が止まらず、TVの前で座布団に突っ伏しながら観たよ。

 運動能力ではるかに上回る相手に魂のタックルを浴びせ、
2人のスクラムハーフを次々に怪我で失いながら戦い続けたブレイブブロッサム。
どんなにいい試合をしても負けたらやっぱりしょうがないという気持ちになる事が多かったけど、
本当に心から勝ち負けに関係なく「いいものを観た」と思った。

 総立ちで日本コールのフランスの観客、ノーサイドの後グランドに倒れ込む
両チームの選手。勝ったフィジーチームが完全に力尽きてた。

 サッカーの試合で、痛くもなく怪我もしてないのに倒れて動かない選手は何%いるんだろう。
誤解しないでね、僕は全てのサッカーとサッカー選手を揶揄しているわけじゃない。

 野球の試合で相手チームの選手の私生活までやじった人はどれくらいいるんだろう。
誤解しないでね、僕は野球がつまらないなんて言ってない。

 芝の上をライオン達が駆け回る。別に少数派が偉いわけじゃないけれど、
今まで全くラグビーを知らなかった人がいたら、ぜひ1度TVでも何でも観て欲しい。
いかに今日本でメジャーなスポーツがひ弱かわかるから。

 次回、釜石シーウエイブスが日本選手権に帰ってくる日に続きます。
ホントかよ?!
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# by livehouse-uhu | 2007-09-15 20:23 | Comments(0)  

究極のギャグ

 「オレ、小さい頃たいふういっかってやっぱりお父さんが強いのかと思ってたよ」
「はは、一過と一家を間違えたのね」

 これが作り話だというのは、「台風一過さわやかな青空が広がっています」とは使っても
「台風一過がやってきました」とは使わないことでわかる。
ウケようとしてつまんねぇこと言うんじゃねぇ!

 宮沢賢治の「詩は裸身にて理論の至り得ぬ境を探り来る そのこと決死のわざなり
イデオロギーの下に詩をなすは 直感粗雑の理論に屈したるなり」
という言葉の「決死のわざなり」だけを覚えて、ずっとギャグにしていた。
跳び箱飛んでも、職員室の先生の机にイタズラ書きしても、橋の欄干を渡っても、
「決死のわざなり・・・。」誰も笑ってくれなかった。

 高校の文化祭で、あるクラスが「パンチでデート」をやった。
司会は秀才で有名な生徒会長で、もう一人の委員長タイプの女の子と
必死に出場者をいじってギャグを飛ばしていた。面白くない。全く面白くない。
本当に面白くない。「もし僕だったら断りますね」「さぁ勝ち目のない勝負に出た!」
いちいち面白くない。だが観客はそこそこ笑っている。
横にいた陸上部の先輩がつぶやいた。「目指す笑いが違う・・・。」

 いがらしみきお氏が、ある日仙台で交差点の信号を待ってたら、
ゴミ袋が風に飛ばされて横断歩道を渡って行ったらしい。
たくさんの人間が止まって待っている赤信号の交差点を黒いビニールが「ダダダダ~」って。
いがらし氏は腹を抱えて笑ったそうだ。
「ふとまわりを見たら、笑ってるのオレだけなんだよ。たった一人。他の誰もこの出来事が
面白くなかったんだ。がっかりだ。」

 世界中の戦う人が武器を捨てて涙を流す歌。
何もかも無くした一人ぼっちの人が勇気を取り戻す絵。
そんなものは無い。究極の詩も究極の映画も無い。
永久機関も錬金術も無いように。
究極のギャグは・・・もちろんない。
この平成も19年の今日、どうやってこれで笑えというんだ!!
ってな感じのひどいギャグはあふれてるけど。なぜか音楽よりは腹が立たない。
オレは、若干音楽よりギャグに自信がないってことだな。違うか。

 最近1番笑ったヤツ。ある人がデスノートを拾ったらしい。
「え、デスノート?漫画読んだ誰かが作ったのか?まさか本物・・・」
中を開いたらこう書いてあった。
「このノートに名前を書かれた者は、死ね。」・・・願望かよ!! 

 小学校の頃、1番流行ったオリジナルギャグは、腰に手を当ててアゴ突き出しながら
「あの~、すいません、こんなかおにみおぼえはありませんか?」というヤツだった。
ほぼ6年間これだけで笑ってた気がする。いったい何がおかしかったんだろ。 
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# by livehouse-uhu | 2007-09-07 14:08 | Comments(0)  

夜はしわくちゃの翼を広げ

 原子爆弾を、落としたんだぜ。
漫画でも映画でもなく、本当に。蝉の声や豆腐屋のラッパの響く普通の町にさ。
戦争の意味や意義やすべての理由付けを考えるまでもなく、
今の原水爆禁止運動に対する意見がどうであれ、僕はアメリカを許さない。
1人の日本人として、決して忘れない。よくも、よくもやりやがったなてめぇら。
だけど、それはフォスターやガーシュインやBBキングや、
アメリカの産み出した音楽の素晴らしさとは関係がない。関係ないんだよ。

 人種差別というおろかな政策をつい最近まで続けていたとしても、
南アフリカスプリングボクスラグビーチームのプレイは素晴らしい。
だってそれとこれとは関係ないんだもん。

 死んだ人の功績をことさらに讃えてどうしようって言うのかな。
生きている時に比べてその仕事は輝きを増したのかしら。本人死んじゃったのに?

 どんな悲惨な事故だったとしても、その遺族が書いた詩に価値があるかどうかは
その詩の内容以外に基準はない。作者が号泣していようが何年経ってもまだつらかろうが
その詩がくだらないこととは関係がないよね。関係ないってば。

 有名な作家の息子だろうが障害者だろうが、その人の作る曲の評価とは何の関係もない。
関係ないでしょう?ダメなものはダメだと思う。

 アメリカの友よ、時々僕は君にケンカを売る。腹が減るけどな。むかつくからしょうがない。
でも君が作った音楽が素晴らしければ涙を流す。
それは過去とも国家とも関係ないから。関係ないんだ。

 愛しき音楽家よ、彼の国に伝えておくれ。日本人が作った日本の音楽の心を。
いつか一緒に唄う日の為に。

 今夜はバドワイザー飲んでシャウト。青森の友が作った魂の歌を僕は唄う。
「なかなかやってこないせかいのよあけ かがやくたいよういつになったらこのそらに」
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# by livehouse-uhu | 2007-08-12 23:14 | Comments(0)  

バカルディありったけ持って来い

 意地を張らないといけない時がある。
結局最後に意見を分けるのは、命より大事なものがあるかどうか。
そりゃ命は惜しい。永遠に生きる者はいないのに、誰もが死を恐れる。
いざと言う時に実際死を賭して戦えるか聞いているんじゃない。
何もない平和な今、ホントに心から「それにしたって命より大事なものなんかないよ」って
思っているかどうかを聞きたいんだ。

 よくあるバンドを始めたきっかけ。「モテたかった。」「有名になりたくて。」
全然悪くないよ。むしろそれ以外の理由のほうが胡散臭かったりして。
 そして道の途中、どこかで出会ったよね。
もし自分にこんな音楽が作れたら、もう何もかも捨てていいと思える程の宝物に。

 僕らは今手を伸ばすだけで 何一つ届かぬものはなく              
 だけど本当の愛を探して ビルの谷間を彷徨っている 
 笑いたい奴は笑えばいいさ 兵隊さんに花束を                 
 笑いたい奴は笑えばいいさ 今僕らの生きているこの街が はっぴぃえんどに見えるかい

 思い出して。自分は金の為に音楽をやってるんじゃないと気付いた日のことを。
だって矛盾してるじゃないか。考えるまでもなくサラリーマンのほうが楽だって。
 忘れないで。自分があの歌に泣いた時のように、
自分の歌で泣いてくれる人に出会った時の感激を。

 歌を聴いてもらうために色んな工夫をする事はいい事かも。
どうか君の声がその工夫に隠れてしまわないように。
どうか工夫をしているうちに「しめしめ」と思わないように。
俺たちはノルマを課せられて歌を切り売りしているわけじゃない。

 昨日、知らず知らずのうちにサンホセへの道を口ずさんでいた。驚いたね。
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# by livehouse-uhu | 2007-08-10 23:42 | Comments(0)  

やりばに困る拳もて

 君は誰を打つか 友をか 己をか 罪の無い傍らの柱をか (石川啄木)

 「誰かのことを知りたければその人が何に怒っているかを知れ」とは、
ハンター×ハンターのミトさんの言葉だったかしら。
どうでもいいことでイライラしたり、人を責めている人間(自分)は本当に小さく見えるし、
大事なことに怒らない人間には誇りが感じられない。

 ある人にとってはどうでもいいことが、ある人は決して譲れなかったりするからややこしい。
事の大小や価値ではないという点で、何に怒るかは何を大切にするかと同じ。
だからこそ無闇に振り回したくはないし、
街中で携帯電話に怒鳴っている人はバカの親玉に見える。

 ボスの秘密部屋は(あまり、もしくは出来るだけ)時事ネタを扱わないようにしてて、
近頃の社会保険庁のテイタラクなんかも全然取り上げるつもりは無かったんですが。
先日、社員の健康保険の加入の為に社会保険事務所に行きました。
さすがにこれだけ非難されてる最中なのでおおむね対応はよく、
こちらの書類にも不備があったりするので頭を下げて事務処理を頼んでたら、
何度目かの訪問の時、若い女性職員に「シンテキの関係ですか?」と聞かれたんだ。
「シンテキ?」「はい、シンテキです?」「いや、シンテキってよくわからないんですが」
「シ・ン・テ・キ、新規適用のことですけど」

 ・・・はい皆さん、ワタクシにとってのポイントは「ですけど」だ。
あんまりだべ。役所でも民間でも自分達しかわからない略語や専門用語を
得意になって使う人はいる。「あ~あ、かわいそうに」とは思うものの、
別にそれほど腹は立たない。
 あと絶対普通の人は知らないような話を、
「ま、皆さんご存知の通り」とか「ここから先はご承知だと思いますが」とか言う人ね。
相手にしたくないからスルーするけど。

 しかし!最後の「ですけど」はオレは許さんぞ。
「当然でしょ?」「新規適用以外に何があるの?」「こんなことも知らないの?」
と言っているのと同じだ!当然なのはお前の事務所内だけだよ!
シンテキ?新人の作ったステーキかも知れねぇだろ!
新橋のテキーラ専門ショットバーかも知れないしな。
シンディローパーの敵対国攻撃シミュレーションだったらどうする?!
オレはシンテキが何の略かわからなくても、相対性理論から恐竜絶滅の理由まで
全部はっきり完全に理解してんだよ!教えてやらないけど。いや、ウソだけど。

 やだなぁ、ちっちゃいオレ。そんないやなオレを確認させた、
たったひとつの言葉を、オレは憎んでる。涙が出そうなほど。
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# by livehouse-uhu | 2007-07-25 13:21 | Comments(0)  

此処から出て行きなさい、アホウ!

 後悔はとても短いタチでね。
まぁ、それがゆえ次に活かせず何度も繰り返すわけであるが。
ひきずったあげくに学ばない奴よりは少しだけましであろう。
拙者、何故武士口調なのか。

 小学生の頃、近所の駄菓子屋で1等がまだ出ていないくじが残り2本あってさ。
持ってたお金は10円、さんざん迷って左を引いたらハズレだった。
右にしとけばよかったなぁ。

 初めてオベーションのギターを買ったのは大学生の時。
当時としては一世一代の買い物だったのに、衝動買いしちゃって。
いや、そいつと一緒にたくさんライブやったし、いい音する可愛いヤツだったよ。
でも、なんであの時ピックアップが付いてないモデルにしたかなぁ。

 あ~、花園目指して黒沢尻工業と戦った時、
キックオフ直後のNo8ヒロアキの突進にどうして付いて行けなかったのかなぁ。
どう考えてもスピードはオレが上だったし、サインもわかってたのに。
あそこで先制してれば試合の流れは全然違ったのに。

 御前崎で魚釣りした時、すごいでっかいのがかかってさ。
一緒に行ってた友達が車にタモ取りに走ったんだ。
我慢して待ってればいいのに、急がないとハリがハズレそうで、
ギリギリとリールを巻いたら糸が切れちゃった。どうしてそうあせるかなぁ。

 もうとにかく、こんなとこ早く抜け出そうと思ったんだ。
サボってばかりで黙っててもクビだったんだけどね。
バンドがやりたかったとか、自分が考えてたラグビーじゃなかった(どんなんだ)とか
いろいろ理由つけてみるけど、ホントはキリスト教学がいやだったのかも。
大学退学時にご迷惑をお掛けした各方面の皆様方、申し訳ありません。
でもこれはあんまり後悔してないや。

 げ、今思い出した!あの最後に残った1本のクジ、ホントに1等だったんだろうな!?
駄菓子屋のおばちゃん、あの後すぐに「はい終わり~」ってしまっちゃったような記憶が・・・。
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# by livehouse-uhu | 2007-07-16 20:06 | Comments(0)  

たどりついたら

 いつつながるかわからない連絡を待つのはツライ・・・。相対性理論。違う。
やぁみんな、(いやさお富!)ひさしぶりだ~なぁ~。やっと一人でパソコンの前に座れたぜ。
今頃UHUでは笛と和太鼓が鳴り響いてるはず。早く戻って聴きたいんだけど。

 昼の仕事場の窓から江川町交差点が見える。
たくさんの車のヘッドライト。みんな何をしに何処へ行くんだろう。
真夜中に家の前の土手を走るバイクの音を布団の中で聞くと、
誰の元へ急いでるんだろうって考える。
風に飛ばされた千切れ雲が、まるで行き先を知っているようだ、
と書いたのはルナールだったかしら。

 高校の頃、夜中に窓から部屋を抜け出してあちこちさまよう癖が付いたことがある。
(おいおい、まさか故郷の父母、こんなブログ見てないよな?)
(おいおい、高校の同級生、いまさらこんなブログ見て騒がないよな?)
(おいおい、別れたけどずっと僕のことを思ってる女の子、いまさらこんなブログ見て・・・
あ~、うるせぇ!じゃぁ書くな!!いや、書く。)
すぐ近くにあったロザリとっち~の家。ちょっと離れたクドケンち。坂の上のMちゃんの窓。
ブレッドを聴いたり、曲を作ったり、ラーメン食べたり、初体験したりした。
(ぐえ、またさらっと流したな~。)
そうそう、文化祭の後バンドのみんなが、
トッドラングレンの「瞳の中の愛」を口笛で吹きながら迎えに来たっけ。

 闇に包まれた街を、将来も恋愛の行方もわからない僕は歩いた。
踏切を越え、猫とすれ違い、コーヒー牛乳飲みながら歩いた。
濃い森の匂い。まばらなタクシーのクラクション。
怖さと胸騒ぎ。 行き先は、必然性が無く、そして明確だった。

 さぁ、UHUに戻ろう。もうライブは終わってしまったかもしれないけど。
賑やかで明るい夜の街。不思議なことに必然の行き先はぼんやりと不明確。
星が見えないせいばかりじゃ、ないかもね。
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# by livehouse-uhu | 2007-06-22 22:31 | Comments(0)  

火を見るよりも!?

 火って明らかかなぁ?
刻一刻と姿を変えて、形は定まらず、時には隠れ、消えたと思うとまたくすぶり、
全然明らかじゃないと思わない?
そもそも誰かが「火を見るよりも明らかだ」って言う時は、
だいたいあまり衆目一致してないことが多い気がする。
特にでかい声で怒鳴るように言う時。
「このプロジェクトの成功は火を見るより明らかじゃないか!えぇ!
私はだね、過去の経験から・・・」
(・・・そう思ってんのはこの会議室の中で部長だけなんじゃないかなぁ・・・)


 みんなの意見が同じじゃないのは健全な証拠で、
世論調査の結果95%が賛成、なんてのはどこかの独裁国家みたいで気持ち悪い。
なるほど、もしやその辺を深く考えてあえて例えを火にしたのかしら?まさかね。

 はっきりしていることって、そう多くは無い。
石は硬いのか?山は動かないのか?海は広くて大きいのか?
柿の種とおにぎりの交換はどっちが得なのか~!?

 とりあえず「社長、絶対儲かります!今とうもろこしが・・・」
という電話はすぐ切ろう。だからかけてこないでね。

 前回のバイクネタは評判イマイチでした。おやなんとこの男、世評を気にしていたとは!
第1回に書いた通り、そうそう(ほとんど?)気の利いたことなんか書けないのは、
大文字焼きを見るよりも明らかだな。
いやまてよ、果たしてあの山肌の文字は本当に火?もういいって。
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# by livehouse-uhu | 2007-05-10 13:58 | Comments(0)  

そこには風が眠っている

 初めて自分のものになったバイクはホンダCB50。
仙台のアパートで一緒だった先輩が、T北大を卒業する時に置き土産にしてくれた。

 どこまでも行ける。好きな時に、好きなところへ。
僕がバイクに感じた魅力は、速さよりも距離への憧れだったんだ。

 夏の朝、猪苗代湖に行った。青森へは2日かかった。
山形でさくらんぼ食べた。誰も居ない真夜中の自動販売コーナーで、カップめんを食べた。
気仙沼の駅で寝た。楽しかった。

 それから今までに乗ったバイクはカワサキZ、スズキGT、ヤマハRZ、フェーザー、
ホンダCBR、他にもいろいろあるけど、
なかでも最高だったのは2ストオフロードのKMX125だなぁ。

 2ストロークは排気ガス規制で無くなりつつある。
クルマやバイクは全部ダメ、じゃ無くて、た・く・さ・ん排気ガスを出すのはダメなんだって。
面白いね。誰が基準を決めるんだろう。42まではOK、42.23はちょっと・・・なんてさ。

 蔵王エコーラインで2度転んだ。菅生サーキットで1度転んだ。
松島パノラマラインでも転んだ。全部100km以上だった。
なんの不自由もなく、深く考えもせず、そして軽々しく死を身近に感じた日々。
でも生き残った。偶然。何の意味もなく。
もう一度バイクに乗る日は来るかしら。遊び気分で昔よりは少し持ってる金に任せて。

 父は2度と何が有っても戦争には行きたくないそうだ。
こんなに平和な世の中で、こんなバカな息子でさえ何とかやってます。
偶然なのか、誰かのおかげなのか。
ガレージの中には錆付いた風。迎えが来るのをじっと待ってる。
どこもかしこも規制されてる。CCライダー、このエンジンあっためて。
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# by livehouse-uhu | 2007-05-01 22:58 | Comments(0)  

遅くはない?!

 謝りたい事がある。たくさんある。あの時は笑った、という思い出の10倍ある。
今となっては誰にどうやって謝ったらいいのかわからないのもある。

 初めて自転車旅行したのは中学1年の時。友達と3人で向かったのは、
水海(湖じゃないよ、釜石にあるレッキとした海の名前)と言う所。
帰り道、半分寝て自転車をこいでいた僕は、路側に駐車してた車の後部に追突した。
割れて散らばるテールランプ、擦りむいて血が出た肘。
ハンドルの曲がった自転車を起こすと、僕は逃げた。痛いのを我慢して。
車の部品はきっとすごく高いものだと思ったんだ。

 山で見つけた蜂の巣は見たこともないほど大きかった。
居合わせたのは10人程、一番根性のあるTが棒で叩く事になった。
僕の自転車の後ろにTを後ろ向きに乗せ、みんなもそれぞれの自転車で逃げる。
下りだし、自転車なら何とか逃げ切れるだろう。
「せ~の」でTが蜂の巣をひっぱたいた。僕は全力でペダルを踏み、ダッシュした。
軽い。加速もいい。「よっしゃOK」と思った僕の後ろからTの声がした。
「お~い、シンヤ、落ぢだ、落ぢだ、シンヤ~、待ってけろ~」
「T~、だいじょぶが~、乗ってんな~、逃げっつぉ~、ちゃんと乗ってんな~?」
叫びながら僕は1度も後ろを振り返らなかった。

 「しかしやっぱりうどんは関西やで。こっちのうどんはつゆ真っ黒やし、
かろうて食われへんわ。」
Uは生れが四国、育ちは大阪で、2浪して仙台の国立大に来ていた。
バスの中で後ろにいた2人組が「俺、関西弁大嫌いだぜ」と話しているのを聞き、
「おう、お前ら!」とすごんで振り返ったら、応援団風のごつい連中だったので
「君たちはどうして関西弁の悪口を言うんだい?それはよくないな」
と丁寧に標準語で意見を述べた男だ。
年上だったが、アパートのみんなは彼をおもちゃにしていて、
僕は先頭に立っていじめた。「てめ、いやなら食うな、さっさと関西へ帰れ!納豆食わすぞ!」
15年後、僕はサラリーマンになって梅田に勤務する事になり、
駅前ビル地下の「だいつる」で野菜天うどんを食った。
けつねも食った。もちうどんも食った。時にはおにぎりもつけて食った。
「ウチのうどんが旨い訳」と言うとんでもない自信あふれる看板。
安くて旨くて、だしの効いたつゆは黄金色に透き通っていた。
U、あの時はほんとに悪かったなぁ。うどんは、うどんは関西だよ。

 まだ全然謝り足りない気がする。
小学校の時、旅行の積立金が盗まれて、担任のG先生がクラスの全員に目をつぶらせて
「決して悪いようにはしません。先生にだけ正直に手を上げなさい・・・」
あ、これは僕じゃないや。しかしG先生、犯人をどう悪いようにしなかったのかな~。 
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# by livehouse-uhu | 2007-04-18 12:01 | Comments(0)