2018年 01月 05日 ( 1 )

 

銀の翼

 海外で制作された「戦闘機トップ10」とか「ワールドトップ5トレイン」のようなランキング形式の番組では、純粋な「性能」や「独創性」などの他に必ず「汎用性」「運用期間」など「いかに現実に貢献したか」という評価基準がある。

 この辺りは美しく咲いて潔く散る桜を愛でる日本人の感性とは少しズレるところだろう。どんなに素晴らしいモノでも活躍した期間が短くては「あだ花」とみなされるのだから。

 そういう目で大日本帝国海軍零式艦上戦闘機を見れば、どんなに優れた機体であっても「名機」と呼ぶことは難しい。零戦は1940年の運用開始から終戦の1945年まで、わずか5年しか空を翔けていないのだ。

 ちなみに上記の「戦闘機トップ10」であらゆる時代を超えて「ナンバー1」に選ばれたアメリカのノースアメリカンP-51マスタングの「運用期間」は、初飛行の1940年からドミニカ共和国空軍で退役する1984年までの44年間(!)である。

 音楽にも、長くたくさんの人に愛される曲もあれば、ほんの一瞬一部の人の間でだけ眩いばかりに輝く曲もある。勝ち負けならはっきりしているだろうが、音楽は戦争と違って勝ち負けじゃない。

 うむ、オチたようで全然オチてないな。ま、いっか。

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by livehouse-uhu | 2018-01-05 11:45 | Comments(0)