2017年 03月 09日 ( 2 )

 

今頃遠い海

 高校時代、いや幼稚園小学校中学校でも一緒なんだが、オラ達アホタレガキどもが大好きだった海水浴場、浪板海岸があるのが大槌町吉里吉里だ。あ、「きりきり」って読むのね。もうひとつのメジャー(?)な海水浴場は鵜住居にある根浜海岸。うん、「うのすまい」って読むのよ。

 このふたつはわかりやすく言うと(たぶんわかりにくいと思うけど)、ポップス(根浜)とロック(浪板)、ファミレス(根浜)と居酒屋(浪板)、チューリップ(根浜)とクチナシ(浪板)、あ〝~ダメだ、ホントにわかりにくいや、とにかくそんな立ち位置だった。


 その大槌町では、14名の消防団員が津波で命を落とした。逃げ遅れたお年寄りや身体の不自由な人とは違い、逃げれば助かるのに水門を閉め、町民を誘導し、最後まで残って津波に飲まれたんだ。

 当時57歳の越田富士夫さんが鳴らし続けた半鐘は、波が防波堤を乗り越えた後もカンカンカンカンと響いていたそうだ。

 震災後、大槌町安渡の第2分団に小型消防ポンプが寄贈された。若い分団員はポンプに名前を付けた。「安渡富士号」。

 まったぐよ。もう少しなんとがあんべや。センスねぇっつうが。んでもはぁ、それはそれでいいが。なんとなぐ格好いいよな気ぃして来たわ。

 変形した火の見櫓は残っていたが、半鐘と富士夫さんの行方は今も不明のままだ。

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by livehouse-uhu | 2017-03-09 14:09 | Comments(0)  

シグナルとシグナレスが出会った場所

 列車は銀河ドリームライン(釜石線、昔の岩手軽便鉄道)小佐野駅(エスペラント語ではVerda Vento、緑の風)を出発し、吹雪の中を花巻へ。3.11を前に帰静するのはなんだか申し訳ないが仕方がない。

 それにしてもなんと懐かしく、寂しい景色だ。ディーゼルカーは鉄橋とトンネルを次々に越えて、渓谷を見下ろし走る。

 木々に積もった雪が自分の重みに耐えかねて川の中に落ちる。少しずつ解けながら、またやって来た太平洋に帰るのだ。

 列車はいいなぁ。ちょうど、長く乗った車(アヴァンシア)を手放した。非の打ち所のない車だった。でももうこれからは旅は列車だ。荷物は出来るだけ少なくして。

 戻ったらチャリティライブが待っている。岩手県だけでもまだ1万数千人が仮設住宅に暮らしているそうだ。静岡のみんな、応援をお願いします。6年間ずっと、ありがとう。

 おっと、電波が通じる山の切れ間だ。送信!

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by livehouse-uhu | 2017-03-09 09:52 | Comments(0)