言語「勘」覚

 しかしまあ次から次へとおかしな人達が出て来るもんだ。ワイドショーも週刊誌もネタには困らないだろうが、逆に「取材なんかしなくていいや」と油断してしまうんじゃないかしら。童謡の待ちぼうけみたいにさ。守株待兔。

 筒井康隆大先生の言語「姦」覚を読んだ後なので、テレビに出て来る人達の日本語が気になって仕方がない。話題になっている(少なくともオラは)全然知らない女優や演出家や脚本家や事務所の社長さんが登場人物(?)の舞台降板騒動だかなんだかも、なにしろほぼ全員の言葉遣いが変過ぎて「こんなんで女優がつとまるのか」という感想の方が先に来てしまう。

 演出家がパワハラをしたとかしないとかで揉めているのだが、それを伝えるアナウンサーがまたずっと「土下座を強要させられた」と言っているのだ。「女優側は演出家に土下座を強要させられた、と主張しています」のように。

 ん?「強要させられた」というのは「演出家によって(別の第三者にでも)土下座を強要することを強要された」ってことか?しかし土下座させられたのは当の女優らしいから、それなら「土下座を強要された」でいいんじゃないか?

 しかし何度この言葉が繰り返されても誰も何も言わないし、それを受けて「土下座を強要させられた女優はですね・・・」などと続けている。

 う〜ん、なんだか自信がなくなって来た。間違っているのはオラの方なのかもしれないなぁ。

 小中学生の頃から「誰かの言葉に違和感を持ってもそんなの自分だけだった」なんてことがよくあったよ。売れている歌の「ナンジャコリャ?」と思うような理解不能の歌詞が、実は全部「日本語として正しく、間違っているのは自分(オラね)の方」だったら悲しいなぁ。

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by livehouse-uhu | 2017-09-14 10:16 | Comments(0)  

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