人気ブログランキング | 話題のタグを見る

チェスクロックの世界

 ラグビーワールドカップで日本が世界を驚かせる奇跡の大金星を挙げた時、サッカー王国静岡の居酒屋でもラグビーの話題が盛り上がり、誰も彼もオラにラグビーのルールを訊いてきた。

 あの東日本大地震津波のこともあり、オラが釜石出身でラグビー部だったことを知っている人が多かったからだが、中にはまるで知らずに「ラグビー部っぽいですよね?」なんていうヤツもいた。そりゃ「バカっぽい」と同義語だぞ。

 今世間では彗星のように現れた天才棋士藤井聡太四段の話題で持ち切りで、ワイドショーでも毎日特集が組まれ、将棋連盟もここぞとばかり(マスコミ向きの)優秀な人材を送り込み普及に努めている。まあそれはそれで良いことで、将棋なんざまるでわからないオバサン達までキャーキャー言っている。

 ところがだな、誰もオラに「順位戦のシステム」とか「奨励会とは何か」なんてことを訊いてこないんだよ。

 むう、いつも谷川浩司九段の「心想事成」扇子でタバコの煙を避けているのにみんな見てないのか。いや、オラが将棋を指すことを知らなくても物静かで知的な雰囲気から「将棋に詳しそうだな」と思えよ、まったく。

 大鉢小鉢駒形店のテレビで藤井四段のニュースを観ていたおっさんがオラに言った。「私も少し将棋を指せるんだけど、こういう人達は時間が決まっているからね。一般の人は時間に追われたらもう何も出来ないよ。一手1分とか想像つかないでしょ?」

 うん、おっさん、オラが全国の見知らぬ将棋指しと現在67勝55敗の道場は「持ち時間10分切れ負け(どんなに優勢でも10分使い切ったら負け)」のみだよ。

by livehouse-uhu | 2017-07-03 11:48 | Comments(0)  

<< 頭が良くなるメニュー? さすが田子重 >>