選ばれし者Ⅱ

 とはいえ、エゾハルゼミとヒグラシをひとくくりに蝉と言われてもな。言われてもな、ってお前(オラね)が言ってるんだろ。

 いずれにせよ、修行時代の長さと発表する機会の短さ、あるいはまたその目的意識の明確さからも人間が蝉に対抗するのは大変だ。

 え、誰も対抗してない!?そりゃまたどうして。いいものを聴いたら触発されるのがミュージシャンの性だろうに。

 真夏の陽射しが照り付ける鳳来でミンミンゼミの声を聴いたり、那須塩原の涼しい夕暮れにヒグラシの声を聴いてなんとも思わないなら不感症だろ。

 挙げ句、夏の終わりにコンクリートの都会で力尽きた彼らの亡骸にジョウカイボンとともに涙しないのなら、不感症以前にインポテンツだ。

 いろんな意味で間違ってるぞ。そしてジョウカイボンは何も思わず飛んで行くだけだ。すまぬすまぬ。

 まだ鳴いてもいない内からこんなに入れ込んで、実際蝉が鳴き始めたらどうするんだ。

 同じようなことをまた書けばいいんじゃね。そういう芸風(?)ですから。

[PR]

by livehouse-uhu | 2016-06-27 02:33 | Comments(0)  

<< 選ばれし者Ⅲ 選ばれし者 >>